地球の歩き方によると、プエルト・ナタレスからエル・カラファテへは5時間で移動できるとのことだが、バス運転手のやる気がなく、驚愕の遅いスピードで、7時間もかかってしまった。
8時半のバスに乗ったにもかかわらず、到着が15時半になってしまった。
カラファテでは、日本人&韓国人宿のFUJI旅館に泊まることにした。
オーナー夫妻も親切で、共同スペースも使いやすく、とても快適だ。
宿泊メンバーもいい雰囲気で、南極後に沈んでいた気持ちが少し、楽になった。
一方、シャワーとトイレが1つしかなく、シャワーを誰かが使っていると、トイレすら使えないというのだけが難点だった。
FUJI旅館。
このオーナーだが、カラファテ唯一の寿司バーを経営している。
せっかくなので訪れてみた。
値段も、カラファテにしては手頃だし、おいしい。
味噌汁なども味わえ、大満足だ。
さらに、ボトル・ワインもサービスしてもらえ、支払い時にチップを置いていこうとすると、
「これは持って行きなさい」
と、心遣いまでしてくれた。
味はもちろんだが、このサービスが素晴らしく、夕食後にこんなに幸せな気分になったのは久しぶりだ。
この宿はすごいおすすめである。
寿司バー藤のある一角。
寿司バー藤。
サービスしてくれたワイン。ありがたい。
寿司セット。
FUJI旅館でもツアーの斡旋はしてもらえるが、いくつかの代理店も巡り、調べてみた。
やはりここの最大の目玉は、ペリトモレノ氷河である。
ペリトモレノ氷河では、氷河の上を歩く、ビッグ・アイスツアーとミニ・トレッキングツアーが人気らしい。
氷河の上を歩く距離などにより、値段が違うらしいのだが、アイゼン着用でかなり本格的らしい。
ただ、値段はそれぞれ、2011年12月時点で、770ペソ、540ペソとかなり高額である。
展望台に訪れるだけのツアーだと160ペソ、ガイドも要らなければ100ペソで行けるとのことだ。
次の見どころは、フィッツロイがあるエル・チャルテンだ。
ここへはツアーで行くと480ペソ、往復のバスのみだと、バス会社により180ペソか150ペソのようだった。
さて、カラファテでは、南極船で一緒だった伊藤さんと再会した。
実は、ウシュアイアで、
「世界の果て号に明日乗りに行くから会えますね」
と言っておきながら、イースター島行きの航空券購入に手間取り、訪れられず、結果的に嘘をついたかたちになってしまい、気になっていた。
偶然、再会できて良かった。
カラファテの町並み。
カジノもある。
アウトドア・ブランドの店も多い。
物価はかなり高い。
カラファテのバスターミナル。
町にあった国立公園案内所。