アルゼンチン:天気が恨めしいフィッツロイ・トレッキング

朝7時にカラファテを出発するバスに乗り、フィッツロイ・トレッキングの拠点のエル・チャルテンへ向かった。

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途中休憩で立ち寄ったレストラン。日本語パンフレットもあった。

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南米で、看板の一番上が日本というのは珍しい。

当日は、朝から快晴で期待が高まってくる。
途中の車窓から見えるフィッツロイも雲一つかかっておらず、良い雰囲気だ。

フィッツロイは、アウトドア・ブランドのパタゴニアのロゴのモデルとも言われており、独特の鋭い形状が美しい山だ。

バスの車窓から見る限りはパイネよりも遥かに期待が持てそうだった。

国立公園の入場ゲートに到着すると、国立公園のレンジャーから説明があった。
バスの乗客を全員降ろしての説明なのだが、なぜか説明が高圧的だ。
自然を守りたい気持ちもわかるが、あまりにも喧嘩腰の説明で気分は良くなかった。

そんなこんなで、説明などに時間がとられ、トレッキングのスタートが遅れてしまった。

フィッツロイを見ると、少し雲が出てきてしまっている。

急いで、トレッキングを開始した。

今日行こうと考えているコースは、フィッツロイ直下のロス・トレス湖まで行くというものだ。
ガイドブックでは往復で6時間半、国立公園レンジャーの説明だと8時間かかるとのことだった。

パイネの経験も踏まえ、6時間あれば余裕で戻ってこれるかななどと考えつつ、トレッキングを開始した。

パイネに比べると、歩いている途中の景色もきれいであり、少し期待が高まってくる。

1時間ほど歩き、最初の展望台に到着した。
が、ほとんど何も見えない。
既に、フィッツロイは雲に包まれてしまっている。

しばらく待ってみるも、雨が降ってくるなど天気は明らかに下り坂で、ますます雲が増えてくるばかりだ。

先に進んでも、どうせ見えない気もし、展望台で粘ってみた。

雨も強く、何より風が強いため、寒い。
寒さに耐え、2時間以上粘ったが、天気は回復するどころか、悪化する一途である。

どうしようか悩んでいると、カラファテで同じ宿に泊まっていた国家くんというブエノスアイレスに留学している学生がやってきた。
彼はもう戻る予定らしい。

無駄に歩いても仕方ないし、一緒に戻ることにした。
フィッツロイは、パイネよりも断然期待できそうだっただけに、残念な気持ちでいっぱいだ。
とはいえ、滞在を延ばしてまで再チャレンジするほどの、旅に対する強いモチベーションが今の自分にはなく、諦めることにした。

クリスマスと正月前にできるだけ早くサンティアゴ付近に移動したく、ここでは1日たりとも無駄にはしたくなかった。
現に、バスチケットも満員で買えないことも多く、クリスマス以降はバスが間引き運転になるという話もあり、イースター島行きの拠点にはなるべく早く着いておきたかった。

途中、イギリス人に会い、少し話をした。
彼は昨日もフィッツロイを歩いたけれど、結局雲に覆われていて見ることができなかったらしい。
さらに、彼の宿には、フィッツロイのトレッキングではなく、登山をしに来ているチームがいるらしいのだが、既に1週間も停滞しており、彼らは1時間おきに天気予報をみてため息をついているのだとか。

どうやら、フィッツロイの天候は安定せず、見るのがなかなかに難しいようだ。

暇だったので、ツーリストインフォメーションで天気について聞いてみると、
「2週間前はずっと雨、1週間前から数日は見えていたけれど、ここ数日はまた見えない」
とのことだった。

となると、もし1日延泊したとしても、見れない可能性も高く、仕方がない。

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エル・チャルテンの町中からフィッツロイを眺める。

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フィッツロイ・トレッキングの入山口。

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案内板。

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途中の景色もなかなかのもの。

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1つ目の展望台へ。

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フィッツロイ全景は見えず…。

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フィッツロイ周辺だけ天気が悪く、トレッキングを断念。

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カプリ湖経由で町に戻ることにした。

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エル・チャルテンの町並み。

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教会。