パタゴニアというと、おそらくほとんどの人がここをイメージするであろう有名なペリトモレノ氷河へ行くことにした。
カラファテ到着日に調べたとおり、ペリトモレノ氷河へ行くツアーはいくつもあり、値段もまちまちだ。
多くの人が、氷河の上を歩くビッグ・アイスツアーとミニ・トレッキングツアーに参加しているようだが、値段も高く、南極に行った今、さほど興味もわかなかったため、往復バスのチケットだけを購入し、自分で見に行くことにした。
バスはまず、ペリトモレノ氷河を船上から見る船会社がある港に到着した。
希望者はここで船上ツアーに参加することができる。
船上ツアー終了時には、展望台に行くべく、またバスが迎えに来てくれるので、バスチケットだけを購入しても、船上ツアーと展望台からの景色を楽しむことができるようだ。
高台から見たペリト・モレノ氷河。
高台から見ると、かなり大きな規模であることが実感できる。
船からもペリト・モレノ氷河を眺めることができる。
船からも崩落を眺められるらしい。
ただ、今回は船上ツアーにも興味がなく、どちらかというと氷河の崩落を見るために、できるだけ長く展望台に居たかったため、参加しないことにした。
バスの乗客の7割は船上ツアーに参加していたが、3割ほどはそのまま展望台に向かった。
展望台はなかなかの規模で、全てのルートを巡ると1時間近くはかかってしまう。
ミニ・トレッキングツアーなどに参加しても、最後には展望台を訪れるらしいのだが、滞在時間が短く、かなり駆け足の観光となるらしい。
その点、バスで展望台のみを訪れると、展望台で5時間近くも自由時間となる。
ゆっくり歩いて巡りつつ、日差しが氷河に当たるのを待ち、写真を撮りながら観光をすすめた。
正直なところ、氷河の規模は想像よりも小さかったが、外観はなかなかに美しく、予想以上に楽しむことができた。
氷河の崩落は何度か見ることができたが、さほど規模は大きくなかった。
他の旅行者の話を聞いても、大きな崩落を見ることができるのは稀で、小さな崩落しか見れないことが多いようだ。
また、1月か2月の真夏真っ盛りの時の方が、大きく崩れる可能性が高いらしい。
展望台入り口。売店や軽食堂もある。
駐車場からの景色。
さすがパタゴニア最大の名所といった感じだ。
遊歩道が張り巡らされている。
日が当たっている場所とそうでない場所で色が全く異なる。
展望台正面からの景色。
展望台を右側へ進んでいく。
ポストカードと同じ構図。
崩れた氷河が水面に浮かんでいる。
青空が出ると、なお一層きれいだ。
後ろの山とのコントラストがきれいだ。
氷河だけでなく、こんな景色も見れる。
落ちている氷の多さから、崩落が頻繁なことがわかる。
左側のコースへ向かってみる。
左側では、かなり氷河に接近することができる。
一方で、崩落を見れる可能性は低いのだとか。
展望台より左側の光景。
ツアーによっては、アイゼンを使ってこの氷の上を歩くらしい。
中央部の氷は少し汚れている。
日が当たっている場所と、当たっていない場所の比較。
太陽が出ていないと、きれいさ半減以下。
中央部。
左側のトレッキングルートは、目の前で氷河を見れる。
再び中央部に戻ってきた。
右側で崩落を待つ。崩落したため、水面の様子が変わっている。
崩れ落ちた氷。
帰る直前になり、太陽光の関係か、氷河が一段ときれいになった。
横にいた欧米人と、テンションが上がりながら、再度写真を撮りまくり。
やはりパタゴニアは天気が全てだ。
青空に氷の青色が映える。
ペリトモレノ全景。
ペリトモレノ氷河には満足することができた。
パイネも一通り観光したので、フィッツロイだけが、南部パタゴニアでの心残りだが仕方ない。
これで物価の高い南部パタゴニアも終了である。