いよいよイースター島へ行く日だ。
久々に観光に対し、ものすごく期待感を感じる。
南極以来である。
当初、ビーニャからサンティアゴ空港行きのバスに乗ろうと思っていたのだが、1月2日は満席のようだったので、仕方なく1月1日にサンティアゴに戻ることにした。
1月1日の12時くらいにビーニャのバスターミナルに行ってみると、何と20時までサンティアゴ行きがないとのことだ。
10分に1本程度頻発しており、電車感覚で乗れるバスかと思っていたのだが、花火で大混雑する新年は別のようだ。
全てのバス会社を巡るも、夜まで空きはなく、それでも歩き回っていると、
「今、1枚キャンセルがでたから、行く?」
と声をかけられた。
それは、もちろん、ということで、運よくすぐの便に乗ることができた。
他の人は、床に座って待っているくらいなのにラッキーだ。
イースター島行きの飛行機は予想通り、超満員で、1席の空席すらなかった。
さすがのラン航空のドル箱路線だ。
これでは、ディスカウント・チケットなんて出すわけもないなと感じたりも。
それにしても、こんなに通年で混む路線でなぜにラン航空しか飛行機を飛ばしていないのだろうか。
もし、スカイ・エアーなども飛ばせば相当に安くできるように思うのだけれど。
以前は、イースター島に興味を示すのは日本人ばかりであり、チリ人なんてほぼ訪れていなかったらしいが、現在はチリ人にとっても憧れの場所らしい。
そのため、航空券も確保しにくくなり、値段も高騰しているのだとか。
たしかに以前のイースター島は、モアイもなぎ倒されたままになっていたわけで、日本の企業の援助で修復されたくらいだから、当時はチリ人はおろか欧米人にとっても、さほど重要な場所ではなかったのかもしれない。
サンティアゴからイースター島行きの飛行機は、国内線なのだが、サービスはほぼ国際線並だった。
アナウンスも英語でもされ、個人テレビもついており、しっかりとした機内食も振舞われた。
まあ、値段が国際線以上なので当然といえば当然だが、わずか5時間弱のフライトで機内食まで振舞われるとは思わなかった。
イースター島の到着ロビーには、国立公園入場券の売り場があり、15%引きで売られている。
一度外に出てしまうと、定価でしか買えないので、ぜひとも買っておくことをおすすめする。
サンティアゴ空港。かなり近代的。
イースター島空港。
観光客は皆、期待に胸躍らせてるに違いない。
空港で、早速不思議なオブジェのお出迎え。
不思議なオブジェ。
不思議なオブジェその2。
空港外。宿の送迎の人でいっぱい。
南国らしく、花のレイでお出迎え。
イースター島では、あらかじめ予約しておいたハレ・カポネの管理人の川口さんが空港に迎えに来てくれていた。
ハレ・カポネは、町の中心部からも近く、イースター島関連のガイドブック、さらに雨の日用のDVDなども充実しており、過ごしやすい宿だった。
ハレ・カポネ。
共同スペースも居心地がいい。
ネコが庭にたくさんいる。
こんな子猫も。
物怖じしない。
ネコカレンダーのような構図。
癒される。
子猫の戯れ。
親猫は寝てるだけ。
このネコは、よそのネコらしいが、いつもいる。
再び癒し系写真。
癒し系写真その2。
癒し系写真その3。
島は、沖縄とセーシェルを混ぜたような雰囲気でのんびりした雰囲気だ。
大観光地なので、町もかなり発展しているかと思いきや、唯一の村落のバンガ・ロア村でも相当な田舎の村だった。
南国リゾートという感じで、暑すぎないし、ゆったりと過ごせそうだ。
観光は数日で終わってしまいそうだが、それ以外はのんびり過ごそうかと思う。
さて、ここでハプニングが起こった。
なんと、国際免許を取得したのに関わらず、サンティアゴで荷物を預けた時に置いてきてしまった。
というのも、国際免許はアメリカでドライブするために取得しており、イースター島はバギーか何かで島巡りをしようと考えていたため、全然頭の中になかったのだ。
だが、この島では、バギーを借りる際にも免許が必要らしい。
謎の制度だ。
あくまでバギーなのに…。
交通手段がない島なので、自転車で頑張るかなーと思っていたところ、運よく同じ宿の人と車をシェアして巡ることになった。
助かった…。