世界一周中の最初の正月は、チリのビーニャ・デル・マルで過ごすことにした。
大晦日におよそ20分間ギネスブックに載るくらいの大規模な花火をやるらしく、それを見るのが大目的だったのだが、ちょうど宿泊している汐見荘には、料理が得意な旅行者が集まっており、おいしい日本食を食べる機会に恵まれた。
まず、12月31日は早朝からビーニャ近くの市場へ買出しに向かった。
12月31日でも活気に溢れており、全ての店が開いている。
日本もアメ横など活気に溢れているし、どの国でも同じなのだろうか。
一通り食材を購入し(全てお任せで、ついて歩いていただけだけど…)、宿に戻ることになった。
他の旅行者は既に市場に来るのが数回目らしいのだが、自分自身は今回始めて訪れたため、せっかくなので少しだけ別行動をさせてもらい、少し市場見学をしていくことにした。
ビーニャの市場は想像以上にすごかった。
魚のはらわたなど要らない部分を海に捨てるため、それらを求めて多くのアザラシや鳥が集まってきているのだ。
市場関係者が捨てにくる度に、動物園顔負けの迫力あるショーを見ることができ、2時間近く滞在してしまった。
ここにくれば、ウシュアイアのビーグル水道に行かなくていいくらい多くの動物を見ることができた。
大晦日も大賑わいの市場。
目移りするような品揃え。
特に貝の種類が豊富だ。
値段は普段より高めだったらしい。
魚貝売り場。
魚貝売り場その2。
魚貝売り場その3。
魚貝売り場その4。
魚貝売り場その5。
魚貝売り場その6。
市場の外観。
市場の外観その2。
活気に溢れていた。
ふと、水面を見ると、多くのアザラシが。
皆、上を向いているので写真を撮りやすい。
すごい密集度合いだ。
こんなに多くのアザラシがいるのは、上からエサが投げられるのを待っているためだ。
鳥の数もまた凄まじい。
大きなアザラシ。
ペリカンもたくさんいる。
主のようなアザラシ。
普通のアザラシ。
またまた、エサ目当てに集まってきた。
同様にペリカンも大集合。
橋の上には、海鳥も。
砂の上でリラックス。
ポーズをとって待っている。
さっきからアザラシと書いているが、合っているんだろうか?
もしやアシカ?
それともオタリア?
まあ、なんでもいいか。
かなり獰猛だ。
すぐ近くには海水浴場もあるのが驚きだ。
橋の奥は海水浴場。
海岸線とビーニャ。
アザラシの集まる様子。
鳥たちも一緒に待ち構えている。
鳥も画になることに気づき、撮ってみることに。
鳥の背中。
下では、アザラシが大騒ぎ。
ウシュアイアのビーグル水道より全然すごい。
しばらく待って、エサをくれないと思うと、海に戻っていく。
アザラシの泳ぐ姿。
アザラシの泳ぐ姿その2。
ペリカン大集合。
海岸の様子。
鳥を撮ってみることにした。
意外に簡単に撮れる。
ペリカンも飛べるらしい。
なんかペリカンに威嚇されているような。
名前わからず。
ペリカンは良く見ると怖い。
ペリカンだらけ。
近づいても逃げない。
屋根の上にもペリカンが。
エサをあげている様子。
ペリカンの群れ。
野生動物の楽園?
鳥の数がすごい。
再び飛んでいる鳥撮影。
ズームレンズがなかったので、全て80mmで撮影。
標準レンズでここまで撮れたのは、我ながら満足。
雄たけびアザラシ。
飛んでいる鳥は画になる。
南極でも、もっと真面目に撮るべきだったかと少し後悔。
2匹並んで。
かなり至近距離を飛んでくる。
撮影にも慣れ、ほぼ失敗なしで撮れるようになってきた。
すごい近い。
一体、何枚撮ったんだろうか。
上空に鳥がいなければ、ばっちりだったのに…。
動物だとつい撮りすぎてしまう。
ガラパゴスとかとんでもない枚数になりそうだ。
ビーニャの海鳥。
ビーニャの海鳥その2。
ビーニャの海鳥その3。
ビーニャの海鳥その4。
ビーニャの海鳥その5。
最後はペリカン。
市場からの帰り。既に花火の場所取り。
ビーニャの町並み。
ビーニャの町並みその2。
さて、その日の昼食は、買ってきたばかりのサーモンの刺身とそばという、海外とは思えぬ素晴らしい年越しメニューとなった。
さらに夕食は、サーモンの刺身にキムチ鍋とこれまた久しぶりに、日本の味を堪能できた。
キムチ鍋ができる合間には、鮭のちゃんちゃん焼きも作ってくれるなど、料理が上手な人がいてくれてとても助かった。
買ってきたばかりのサーモン。
昼食&夕食用の刺身。
年越しそば。
調理中のちゃんちゃん焼き。
ちゃんちゃん焼き。
調理中のキムチ鍋。
キムチ鍋。
もやしもキムチも貴重品。
キムチ鍋その2。
最後は、辛ラーメン。辛ラーメンの普及率は高い。
その後、11時半くらいまでたわいもない会話をしつつ、12時から海岸沿いで、およそ20分間の花火が上がるため、海岸に向かうことにした。
海岸では、既に多くの人がワインやシャンパンを持参して、花火を待ち構えていた。
とはいえ、日本のように、凄まじい大混雑ということはなく、普通に1列目に行けるほどの人手で、良い雰囲気だ。
なぜか、多くの人がシャンパンなどをご馳走してくれ、これまた気分良くなってしまった。
花火は、12時ぴったりに上がるのかと思いきや、12時過ぎてもはじまらない。
これは、日本と違い、チリらしさといったところなのだろうか。
実際に花火がはじまると、まるで日本のフィナーレのときのように、はじめから勢い全開だ。
20分と日本に比べるとだいぶ短い時間だが、コンパクトにまとまっていて、これはこれで良いものだと感じた。
花火を待つ人々。
花火開始。
さまざまな花火が怒涛の勢いで打ち上げられる。
種類も色も、日本顔負け。
ビーニャの年越し花火。
ビーニャの年越し花火その2。
ビーニャの年越し花火その3。
ビーニャの年越し花火その4。
ビーニャの年越し花火その5。
ビーニャの年越し花火その6。
ビーニャの年越し花火その7。
ビーニャの年越し花火その8。
ビーニャの年越し花火その9。
翌朝は、イースター島へ行く関係で1人だけ宿を早く出発することにした。
1月1日用にも、ちらし寿司や肉の佃煮、アサリの酒蒸しなどおいしそうなメニューが用意されており、後ろ髪を引かれる思いだったが、ちょっとだけ味見をして出発することにした。
やっぱり、日本食はおいしい!
ちらし寿司。
正月料理もうまそう。食えなくて残念。