マウント・オーロラ・フェアバンクス・クリークキャンプへ移動してきた。
ここは、フェアバンクスで一番有名なオーロラ鑑賞地であるスキーランドのオーナーが経営しているロッジである。
マウント・オーロラ・フェアバンクス・クリークキャンプ。
外観は正直きれいではない。
中は山小屋といった雰囲気。
簡素だが、悪くはない。ただ、吹雪くと隙間風が。。。
シャワー・トイレは2部屋で共同。
クロスカントリースキーは自由に使っていいのだとか。
テレビやDVDも自由に見ることができる。
製氷マシーンやお茶類も完備。
ロッジ内の様子。
簡易バー。自由に使える。
ロッジ内の様子その2。
ロッジの案内板。
ロッジの案内板その2。
このロッジへ向かうための専用道路。
インターネットを見ると多くの感想が掲載されており、日本人滞在者もいると思いきや、宿泊した3日間ずっと貸切という状況だった。
話によると、1週間前はアメリカ人の客が2組いたそうだが、今後2週間は客の予定はないらしい。
どうやら、フェアバンクス市内に滞在して、夜だけスキーランド・ロッジにオーロラ鑑賞に訪れる観光客が多いようだ。
ネットでも評判のブレンダというオーナーは不在だったが、テキサス出身のロック好きのおばちゃんがアルバイトで滞在しており、とても陽気で面倒見のいい人でとても助かった。
ただ、オーロラ・ボレアリス・ロッジに比べると、値段相応なのだけれど、施設の老朽化が進んでおり、吹雪くと隙間風が入ってくる。
かなり大きなロッジに、自分たち(今回は2人旅)しかいないと思うと、なかなかにテンションが上がらない。
結局、滞在3日中吹雪が2日間続き、最終日も深夜3時過ぎに少しだけオーロラが見れただけとまったくの不発に終わってしまった。
その間、オーロラ鑑賞ロッジにすら観光客は現れず、フェアバンクス初日にすごいオーロラが見れたからこそ良かったものの、なかなか残念な結果に終わってしまった。
結果的に、オーロラ・ボレアリス・ロッジの後半2日間から、5連続でまともなオーロラを見ることができず、天気相手のことで仕方ないとは言え、オーロラの待ちくたびれもあり、とても気持ちが下がってしまった。
せめて、同じようにオーロラ待ちをしているほかの滞在者でもいれば、少しは気もまぎれたような気もするが、意外にオーロラ鑑賞は人気がないのかもしれない。
マウント・オーロラ・フェアバンクス・クリークキャンプに宿泊していると、オーロラ鑑賞用のスキーランド・ロッジを無料で利用できる。
歩いて10分から15分ほどの距離なのだが、真っ暗な中アップダウンがある道を歩いていく必要があるため、予想よりだいぶきつい。
特に、オーロラが見れなかった後の帰り道など、かなり移動がかったるかった。
スキーランド・ロッジではやることがまったくないため、パソコンを持ち込み、DVDを見つつ、オーロラを待つという一見贅沢なことをしていたのだが、少しでもオーロラが出てくれないかと気がはやり、まったくDVDに集中できなかった。
最終日などは、気温がマイナス30度に加え、吹雪とは行かないまでも雪と風がそれなりにあったため、外に出ただけで自分の体温でメガネが曇り、さらに曇りが取れることはなくレンズに凍りつくといった状況であった。
これくらいになると、外に30分出ていると、顔が痛くて我慢できないといった様子になり、アラスカならではの体験をすることができた。
スキーランドロッジとオーロラと月。
スキーランドから見たオーロラ。
もう少し天気がよければ、大きいのが見れたのかもしれないが。
色鮮やかなオーロラなので、天気が恨めしい。
この程度のオーロラだと、肉眼では、雲とオーロラの判別が難しい。
明け方4時頃には、クリーク・キャンプ上空にもオーロラが現れた。
マウント・オーロラ・フェアバンクス・クリークキャンプはスキー場、トレイル・コースなど意外に充実している。
スキー場は土日のみリフトを動かしているとのことだったが、まああの寒さの中、全面アイスバーンの中でスキーをする勇気なんてとてもなく…。
トレイル・コースなど少しだけ歩いてみたが、あいにくの吹雪だったため、早々に切り上げることにした。
しかし、周囲はなかなかの景勝地ぞろいだったと思う。
ロッジ目の前の樹氷。
ロッジ近くにはトレイルコースもある。
周囲すべてがまるで芸術品のよう。
ロッジと木の風景がとても画になる。
樹氷の様子。
メンテナンスされていない道路も多い。
45キロ道路といいつつ、メンテナンスされておらず車での通行は不可能。
クリアーサミットの丘の様子。
クリアーサミットの丘の様子その2。
州道だが、足が膝まで埋まるほど雪は深い。
なんだかわからないが、アラスカっぽい風景。
360度樹氷で囲まれており、どれもが写真スポット。
樹氷の様子その2。
トレイルコース入り口。
トレイルコースは夏用で、冬は雪深い。
足跡もない道を行く。
トレイルコースはスキーランドへつながっている。
雪深いが美しいトレイルコース。
クリアーサミット頂上からスキーランドの反対側の眺め。
アラスカっぽい、永遠に続く一本道。
スキーランドの頂上であるクリアーサミットの上にはいくつもの家がある。
クリアーサミット頂上の様子。
スキーランド・ロッジ。平日は夜間だけオーロラ鑑賞用にオープン。
スキー場なのでリフトもある。
クリアーサミット頂上の様子その2。
クリーク・キャンプから見た夕日。
このロッジは、朝食と夕食をお願いすることができるのだが、どれもがさすがアメリカと言う量で驚いてしまった。
また、料金には含まれていないのに、
「ビーフシチューを作ったから、温めて食べていいよ」
とか
「クッキーを作ったから食べなさい」
など、とても雰囲気のいいロッジであった。
最終日は早朝の飛行機だったのだが、わざわざ弁当を用意してくれ、とてもありがたかった。
初日の朝食。
2日目の朝食。
初日の夕食。ブリトー。
2日目の夕食。ステーキ。
3日目の夕食。サーモン。
2人前とは思えない大きさでびっくり。
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