パナマシティの空港に到着した。
空港からはタクシーがあるのだが、1台28ドルと固定性である。
乗り合いタクシーもあるのだが、最低3人必要で集まるまで1時間程度かかることが普通らしい。
市内へ行く空港バスはなく、空港から少し離れた場所のバス停から、路線バスで市内に行くしかない。
しかし、市内を走っているメトロ・バスはプリペイド・カードがなければ乗れないらしい。
となると、派手派手ないかにもスリとかが多そうなチキン・バスに乗るしかない。
でも、28ドルは嫌だなと思い、何となくバス停方面に歩いていると、タクシードライバーに声をかけられた。
「今から、市内へ行くから、安くするから乗らない?」
シロタクでもなさそうだし、値段を聞いてみると、15ドルで交渉成立。
28ドルに比べると格段に安いし、空港から市内まで25キロほどあるので、15ドルでも構わないかなと。
ラッキー、ラッキー。
とても親切なドライバーで、ホテルに電話して、場所も確認してくれと、パナマは上々のスタートとなった。
パナマ・シティは大都会。
高層ビルの集中度合いは中東のよう。
ただ、本当にこのエリアにしかない。
海越しの景色もきれいだ。
ニューヨーク?
アメリカ映画に出てきそうだ。
パナマらしい景色。
バルボア像。
カルメン教会。
新市街から見たカストロ・ビエホ。
魚市場。
日本が支援して作ったようだが、誰も知らない様子…。
なぜにもっとアピールしないのだろうか。
常に活気がある市場だった。
ロブスターなども売っていた。
2階はレストランになっている。
市場周辺から新市街を眺める。
市場周辺からカスコビエホを眺める。
新市街。この辺りにホステルが多い。
パナマシティでは、世界遺産に登録されているカストロ・ビエホをまず訪れてみた。
このエリアだが、カルタヘナの世界遺産の旧市街とは打って変わり、ただのスラムのような場所だ。
汚いというか、廃墟のような場所が多く、お世辞にも美しくない。
一つ印象深かったのが、大統領官邸だ。
こんなところに官邸が?といったような廃墟の間にあり、かわいそうだなと…。
こんなところに住まなきゃならないなら、パナマの大統領にはなりたくないわ。
カテドラル。
カテドラル内部。
カテドラルと独立広場。
メルセー教会。
メルセー教会内部。
サン・アントニオ教会。
サン・ホセ教会。
サン・ホセ教会内部。
パナマ政庁舎。
パナマ運河博物館。
教会廃墟。
国立劇場。
国立劇場その2。
宗教美術館。
サン・フランシスコ教会。
サン・フランシスコ教会その2。
ボリバール広場。
大統領官邸。
カスコ・ビエホ。
歴史地区という意味らしい。
が、これまで訪れた国の歴史地区と雰囲気が異なる。
ただの廃墟といった感じだ。
美しくないし、治安が悪そうだ。
なぜに世界遺産なのかが謎だ。
表向きはきれいそうにしているが、住んでいる住人の雰囲気も悪い。2階以上が廃墟のよう。
歴史地区から新市街を眺める。
フランス広場周辺からパナマ運河方面を眺める。大型船が運河通過待ちをしている。
フランス広場の建物。船のかたち。
フランス広場。
どの建物も相当古い。
世界遺産だけど、住みたくない…。
大統領官邸真横。大統領がかわいそう。
さらに、もう一つ世界遺産にも登録されているパナマ・ビエホにも訪れてみた。
魚市場の付近から、チキン・バスが頻発されており、容易にアクセスすることができる。
こちらは小規模遺跡といった雰囲気で、人も少なく、なかなか良い感じだった。
パナマ・ビエホ。
かつての大聖堂と鐘楼跡。
鐘楼には登ることができる。
かなり崩壊しているが、何となく面影がわかる。
遺跡らしい遺跡だ。
朽ちている部分が多い。
鐘楼から見たかつての風景。
現在。
鐘楼から見たかつての風景その2。
現在。
鐘楼から見たかつての風景その3。
現在。
鐘楼から見たかつての風景その4。
現在。
中心部を眺める。
反対側のエリアは現在開発中だ。
入場料を払わなくても入れるエリアもある。
女子修道院礼拝堂跡。
女子修道院礼拝堂跡その2。
続いて、パナマといえば、パナマ運河ということで、ミラフローレスの水門にも訪れてみた。
有名なパナマ運河だが、実際見ると、ものすごいダイナミックなわけでもないし、大型船の大渋滞が起きているわけでもないし、そんな面白くもないかも。
ただ、運河を作っている工事の動画などはなかなかに楽しむことができた。
パナマ運河は、午後の方が大型船が行き来して面白いと聞いていたが、その日は14時に最終船が通過していった。
その後、入場した人はいったい…。
パナマ運河のミラフローレス水門。
これが水門だ。
拡大。
ちょうど大型船が通過するところだった。
観覧席は大混雑。
船が水門まで近づいてきた。
水位が上がり、通過。
そして去っていった。
と、ここまでが相当ゆっくり行われる。
仕組みはとてもシンプル。
見ていても面白みがあるわけではないというのが本音。
内部に博物館もある。
現在、新たな水路を建設中らしい。
帰り道、ワニ注意の看板。
アマゾンで見逃したので、必死に探すも見つけられず…。
関連施設だろうか。
パナマシティに到着した日が、パナマの、というか中南米中で同じ日程で行われていたのだけれど、カーニバルの最終日だった。
昼間だけ、少し会場に足を運んでみた。
警察が、荷物チェックなど厳重に行い、治安は良さそうだった。
一方、思っていたより規模は小さく、あまり長居する気にもなれなかった。
夜のほうが盛り上がるらしく、宿の人にも勧められたのだが、どうも気乗りがしない。
前日、空港泊でほとんど寝ていなく、寝たい気持ちもあるし、そもそもカーニバルというものに興味が持てない。
今回、リオのカーニバルの時期に南米に居り、多くの旅行者がリオに行くといっていたが、興味を持つことができなかった。
元来、どんちゃん騒ぎが好きでないようだ。
宿から会場までも、決して近くもないので、行かずに寝ることにした。
カーニバル会場。
ちょっとショボすぎる?
露店は賑わっていた。
カーニバル会場に入る際には、厳重な荷物チェックがある。
ライブ。
パナマでは、エンベラ族の村に行きたかったので、いくつかの旅行会社をあたってみた。
が、到着日はカーニバル最終日のため、旅行会社のみならず、ほぼ全ての店が閉まっており、何も情報を得ることができなかった。
翌日、ホステルの受付においたあったパンフレットの旅行会社2社に電話してもらったのだが、どちらも最少催行人数の2人に満たないから、2人分払わないと催行できないとのことだ。
パナマだが、中米だけあって、南米と比べてツアー料金が格段に高い。
エンベラ族の村に訪れるツアーは、だいたい75ドルから80ドルのようで、2人分だとなんと150ドル以上かかるのである。
さすがに、わずか7時間程度のツアーにこんなに払えるわけがない。
しかし、行けないとなると、行きたくなる性分なので、町中の旅行会社も当たってみることにした。
しかし、カーニバル翌日のためか、開いていない代理店ばかりだ。
多くの高級ホテルとネットワークを持っているガンボア・ツアーは翌日ツアーを催行するようだが、110ドルらしい。
行けないとなると行きたくなる性分で、110ドルなら行きたい!と思ったのだが、ふと我に返って、冷静に考えてみた。
たしかに、150ドルに比べると110ドルでも安く思えるのだが、1日ツアーで1万円もかかるわけで、これではパタゴニアの氷河と変わらない。
ナスカの地上絵の遊覧飛行よりも高いわけで、そこまでするほど魅力的なエリアなのかと疑問を感じ始めた。
そしてなによりもパナマの物価に当てはめると、超高額な気がする。
要は、エンベラ族の写真を撮りたいがために観光村に行くわけだけれど、そう考えると1枚当たり何千円も払うような感じになるわけで…。
そもそも80ドルでも十分高いような…。
そんなこんなで悩んでいるだけで、2日目全てを無駄にはしたくないため、とりあえずポルトベーロに行き、その後、調べることにした。
ポルトベーロに行くも、道が混んでおり、帰ってきたのは17時頃だった。
すると、見事にどの旅行会社も閉まってしまっていた…。
開始時間はルーズなのに、終了時間はかっちり…さすが中米である。
通常、どの国も、実際のツアーを催行するのは何社かしかなく、旅行会社が窓口になっていて、当日はがっちゃんこで行くことが多いが、パナマは違うらしい。
それ故、人数が集まりにくいようなのだ。
訪れるのは断念することにした。
さて、パナマでは、ネットで探したホステルに宿泊しており、日本人に会うわけがないと思っていたのだが、ホステルでキョウヘイくんという日本人に出会った。
彼は、ピースボートに乗船中で、一時上陸中にパスポートを盗まれ、パスポート再発行などの手続きの間をしばらく1人で過ごし、パナマから再びピースボートに乗船するらしい。
旅に出る前は、正直ピースボートに全く興味がなかったが、南極船を経験して以来、クルーズにとても興味がある。
ピースボートは多くの寄港地によるが、一方でほとんどが昼間1日だけ滞在くらいしか上陸できず、そこは大いに残念だ。
ただ、船上アクティビティは日本語だし、ちょっと惹かれる面もある。
ただ、100日も乗らなきゃならないのは苦痛だなあ。
2週間くらいで十分に満足できると思うのだけれども…。