サン・サルバドルを早朝6時出発のTICAバスに乗り込み、グアテマラ・シティに向かった。
予定では、11時から12時の間にグアテマラ・シティに到着するとのことだったが、今までの経験上大幅に遅れるのかなと危惧していた。
今回は、同日にグアテマラ・シティからグアテマラ弟2の都市のケツァルテナンゴ、通称シェラに行ってしまいたかったため、できるだけ早くグアテマラ・シティに到着したかった。
グアテマラ・シティからケツァルテナンゴへは、チキンバスか1等バスを利用し、向かうことができる。
チキンバスは頻発しているのだが、一方で、席は硬く、狭いため、少し辛い。
そして、荷物の盗難の危険が高く、あまり利用したくなかった。
さらに、グアテマラのチキンバスの治安の悪さは有名で、決して低くない確率で、バス強盗が出没するという話も聞いていた。
事前に調べたところ、Alamo社という会社が、12時半発ケツァルテナンゴ行きの1等バスを運行しているようだった。
その他の会社を併せても、その後は14時半か15時まで1等バスはなく、到着が遅くなってしまうため、できるだけ12時半発のバスを利用したかった。
TICAバスは、なんと予定通りの11時50分にグアテマラ・シティに到着した。
慌てて、大きなバックパックを取り、近くのタクシーをつかまえた。
はじめは、とてつもないボッタくり価格だったが、即それなりに下がったため、急いでAlamo社へ向かってもらった。
何とか12時半発のバスに間に合った。
1等バスといいつつも、正直かなりボロいバスだったが、荷物はタグ付きで管理してもらえるので、安心だ。
何よりも、チキンバスよりは強盗の確率がだいぶ低いというのも大きい。
TICAバス。
国境越えもスムーズ。
2012年2月時点のAlamo社の時刻表。
Alamo社のバスターミナル。警備員もライフル持ち。
バスターミナル周辺。
ケツァルテナンゴへは17時には到着し、予約していたタカハウスにチェックイン。
明るいうちに辿り着けて良かった。
タカハウスに到着すると、なんと前日にグアテマラ在住の日本人が射殺されたという話がされていた。
後々、日本のNHKや新聞でも報道されたようだが、やはりグアテマラの治安には大いに不安を感じる。
また、宿であった旅人の経験談にも衝撃を受けた。
チキンバスに乗り込んだところ、先客が8人いたらしい。
まあ、そんなことはよくあることだが、実は全員グルの強盗で、囲まれ拳銃で脅され、全ての荷物を奪われたらしい。
噂では聞いていたものの、実際に被害者に遭うのは初めてで、かなりショックだ。
その他、アンティグアからケツァルテナンゴへチキンバスで来る場合、チマルテナンゴで乗換えとなるのだが、かなりの高確率で、スリに遭うか、カバンをナイフで切られるかなどされるらしい。
とにかく、今にはじまったことではないかもしれないが治安の悪い国である。
タカ・ハウス。
ただ、ケツァルテナンゴの町を歩いている分には危険さは全く感じない。
見どころは少ないものの、カテドラルや市庁舎、中央公園などを訪れた。
カテドラル。
カテドラル内部。
中央公園のモニュメント。
中央公園のモニュメントその2。
歴史自然博物館。
市庁舎。
劇場。
ちょうど何かのパレードをやっていた。
はじめ葬式かなとも思ったけど、何だったのだろうか。
かなり大人数だった。
日本食レストラン・カサカサ。
セントロ周辺の市場。
セントロ周辺の市場その2。
セントロ周辺の市場その3。
教会。
広場。
一番印象深いのは、ミネルバのバスターミナル併設の大きな市場である。
ケツァルテナンゴ周辺の多くの村では、定期市が行われており、観光名所にもなっているのだが、何だかんだと買い物には、ケツァルテナンゴのミネルバが一番良かったように思う。
品揃えも豊富だし、値段も驚くほど安い。
2012年3月時点で、小さなサイズのスイカが3ケツァール(33円弱)、メロンが5ケツァール(55円弱)で手に入る。
味も甘くておいしく、果物好きにはたまらない市場だった。
日曜こそ出店数は減るものの、毎日多くの店が出ているのも良かった。
ミネルバの市場。
常に多くの人で賑わっている。
露店の数も多い。
大賑わいだ。
あらゆるものが揃う。
果物が安い。
バスターミナルが併設されている。
多くのチキンバスが発着する。
あらゆる地域へのバスが頻発。
ミネルバ市場近くの神殿。
ギリシャを髣髴とさせる。
ミネルバ市場周辺。
市場周辺。
中国風の公園もある。
この市場にももちろん伝統衣装を着た人たちもおり、近郊の村に行く時間がなくても少しは雰囲気を味わえるかなとも感じたり。