中国:成都近郊の世界遺産、楽山大仏&峨眉山へ

成都近郊の世界遺産、楽山大仏&峨眉山に行くことにする。
楽山行きのバスは、城北バスターミナルから出ている。
成都には多くのバスターミナルがあるが、行き先はまちまちなので事前チェックが必要だ。

バスチケットを購入する。
中国は英語こそ通じないものの、漢字が通用するため旅行は比較適しやすい。
バスの出発間の時間まで朝食をとって時間を過ごすことにする。
現地の中国人が群がっている店で同じものを指を差して頼む。
蒸しパンとスープのようなものだ。
皆おいしそうに食べている。
しかし、このスープ、まるで米のとぎ汁のような感じである。
とうもろこしを搾って薄めたような雰囲気だろうか。
「おいしいか?」
と聞かれるものの、どうしても全部飲み干すことができない。
申し訳なかったけれど残すことにした。

時間になりバスに乗り込む。
「10元払え」
と突然車掌らしき人に言われる。
もう既にチケット購入済であり、理解ができない。
「なんでだ?」
と尋ねるも、通じているのか通じていないのか不明だが、一向に話が進まない。
「払え」
の一点張りであり、払わないことには出発しないというようなことを言っているようだ。
中国語で全然理解できないため、言い返せないのが残念だ。
おそらく、日本人だからボラれたのだろう。
早く出発したかったし、もしかしたら払うべき手数料なのかも知れず、仕方なく払うことにする。
周りの乗客の反応からすると、払う必要はなさそうであったが、周りの人は誰も助けてくれず、中国の洗礼を受けたというところだろうか。

しかし、このバスは乗客の客層が悪い気がする。
それとも、中国では全体的にこうなのだろうか。
バスが渋滞にはまると、大声で文句を言い、舌打ちを繰り返している。
床につばを吐くのも当然らしい。
さらに、子どものズボンを突然おろし、ビニール袋を広げ、トイレ代わりに利用している。
これには参った。
横で座っているこちらにはその光景がすべて丸見えである。
子どもといっても、赤ん坊ではなく、小学生くらいなのに。
なんなんだこの国は…といった感じである。
さらに、用を足した後のビニール袋を上だけしばって床に置くではないか・・・。
いつ漏れてくるか気が気でない。
運転手、車掌も客に負けず劣らずで、客の荷物に足を乗っけたりと日本では考えられないことばかりであった。

2時間ほどかかり楽山へ到着する。
バスターミナルの荷物預かり所に大きいかばんを預け楽山大仏を見に行くことにする。
中国らしさを求め、三輪タクシーに乗ってみることにする。
ガイドブックの地図を見る限りすぐである。
しかし、実際にはかなり走っているのに全然到着しない。
三輪タクシーの運転手はおばちゃんなのだが、スピードはかなり遅く、さらに坂道などではものすごい疲れて苦しそうである。
なんだか乗っているのが申し訳なくなってしまう。
仕方ないので坂道など辛そうな場所では降りて歩いてあげた。
三輪タクシーは神経が相当図太い人じゃないと快適には乗れないのではないだろうか。

楽山大仏の近くに到着する。
楽山大仏とは近代以前に作られた大仏では世界最大のもので71メートルもの高さを誇る磨崖仏(石仏)だ。
東大寺の大仏と比較するとおよそ5倍らしい。
町から訪れると、川を挟んで対岸に楽山大仏はある。
船で対岸に渡り、登ることもできるのだが、全景を見たかったため遊覧船に乗ることにする。
楽山大仏は想像以上に大きく、満足いくものだった。

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遊覧船からは全景を見ることができる。

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たびたび起こる川の氾濫を沈めるために作られたのだとか。

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階段にいる人と比べると大きさが実感できる。

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大仏を見上げて撮影。

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顔の拡大。

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山頂にある凌雲禅寺。

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眠江(川)にかかる橋。

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街中の書道教室。やはり達筆。

 

遊覧船からの観光を終え、バスターミナルまで戻ることにする。
ガイドブックに掲載されているバスターミナルまで移動。
しかし、なにかさっきのところと雰囲気が違うような気がする。
中に入ってみるもやはり違う場所のようである。
案内所で聞くと他にもバスターミナルがあるらしい。
「地球の歩き方」ではバスターミナルは1つと書いてあるのに…。
これは後で知ったことだが、「地球の歩き方」は旅人の間では「地球の迷い方」と呼ばれており情報の間違いが多いらしい。
どうしようか迷っていると、偶然英語が話せる人が通りかかったので説明して、他のバスターミナルを教えてもらう。
タクシーの値段交渉などもしてくれていい人だった。

ようやく荷物を預けてあったバスターミナルへ到着でき、峨眉山へ移動することにする。
バス待ちの間にトイレに行ってみると、噂に違わぬ中国のトイレの実態を目撃してしまった。
トイレに入ってみると、個室にはドアがついているにも関わらず、なぜか皆開きっぱなしで用を足している。
ドアがついていないならともかくついているのに開けっ放しなのである。
開放感を好むのかなど理由は不明だが、みんな露出狂なのかと感じてしまった。
峨眉山への移動は豪華の利用であり、楽山まで来たバスとは打って変わって、客層、運転手、ガイドともに良い感じであった。

峨眉山に到着し、ホテルを探すことにする。
峨眉山ではガイドブックにも安宿は掲載されていなく、どうやら高めのところしかないようだ。
少し高そうなホテルに入って、思い切って値切ってみると半額ほどになったので泊まることにする。
予算オーバーではあったが、休みたい気持ちが強く、どうでも良くなってしまった。
夕飯を食べようと考え、ホテルの外をうろつくもレストランも見つからず、仕方なくホテル内で食べることにする。
四川発祥の有名料理の一つ坦々麺を頼んでみる。
なんとなく予想はしていたが、昨日食べた陳麻婆豆腐の豆腐を抜かして、麺が入っているだけの食べ物が出てきた。
辛さと甘さとコクのある日本の坦々麺とは違い、痛く痺れるだけの麺だ。
2日連続で大はずれの夕食となったのはとても残念である。
ただ、チンジャオロースーは塩風味の味付けでとてもおいしかった。
しかし、中級ホテルであるにもかかわらず、中国では英語が全く通じない。
BeerやMenuといった単語すら通じないしHow much?も通じない。
世界遺産に登録されているほどの町なので、予想外だった。
ただ、高級そうなレストランでかなり食べても1人40元かからず、結果的に満足することができた。

翌日、峨眉山風景区に向かう。
峨眉山は、道教や仏教の聖地で、中国三大霊山(五台山、天台山、峨眉山)や中国四大仏教名山(五台山、九華山、普陀山、峨眉山)の一つにも数えられている。
山内には26もの寺院があるが、一つ一つの寺で拝観料がかかるようで、全部入っていたら出費がかさむため、目的を絞って観光することにする。

まず、報国寺へ向かった。
次に1キロほど歩いて伏虎寺へ移動。
その他の寺にも歩いて移動することにする。
ルートは、雷音寺、神水閣、清音閣、万年寺と歩いたのだが、完璧にハードな登山となってしまった。
観光地であるがゆえに、そんなに厳しい道だと思っていなかったが、大きな勘違いだった。
中国人観光客の多くは、ロープウェーを利用しており、無駄に苦しむ道を選んでしまったようで、日頃の運動不足に加えて、中国独特の蒸し暑さが応え、本気で死にそうであった。
Tシャツから汗が洗濯した後の水のように滴り、バックパックまでぐしょぐしょになってしまった。
途中で白人3人を追い抜いたのだが、その人たちも甘く考えていたようでフラフラで倒れそうだった。
風景区全体を通しては霧が濃く、たしかに仙人がいた山といわれても不思議はない雰囲気を醸し出していた。
ただ、ロープウェーを利用するコースを選択すれば、ほとんど歩く必要もなく、食堂なども充実しており、もっと楽しめた気がする。
金頂にもロープウェーで登れるようだったが、料金が往復150元と高かったため断念し、下山することにする。

 

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峨眉山風景区。

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報国寺。風景区内でも人気の寺の一つ。

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聖水閣。

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万年寺。ロープウェーを使えば、楽にアクセスでき、大人気。

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霧がかっており、雰囲気がある。

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いかにも仙境といった雰囲気。

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雰囲気はよいが、観光客で溢れている…。

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石碑。

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住職。

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滝など数多くある。

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霧に包まれた風景区。

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どこもかしこも人だらけ。

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みやげ物店も完備。

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ロープウェー入り口。

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