チベット:憧れのチベット・ラサへ

今回の旅の一番の目的であるラサへの出発の日。
ラサへは飛行機で向かうこととした。
ゴルムドから闇バスをヒッチするという手もあるということだが、ヒッチはかなり難しく、また結果としてお金もかなりかかることが多いと聞いていたためだ。
飛行機は朝一番なので、早朝に宿を出発し成都の空港からラサに向かう。

飛行機に乗ると、隣の人が文庫本を読んでいる。
なんとなく日本人のような気もしたが、確信も持てないしこちらも本を読もうとすると、話しかけられた。
やはり日本人だったようだ。
チベットに行く飛行機で日本人が隣の席なんてとても驚いた。
もっとも、この後チベットに行ってみると日本人だらであり、納得することになるのだが。
少し話してみると、チベットは初めてで現地ではガイドが迎えに来ているとのこと。
さらにラサで一番高級なホテルのラサ飯店に泊まるらしい。
成都からラサは近く、少し話をしただけで到着した。

空港を出てみると、空が青く、濃い。
心なしか空が近い気もする。
写真を現像した後に気づいたことだが、写真に写る空の色が青を通り越して黒っぽくなっていた。

空港の標高はおよそ3000メートルだったのだが、外に出て空気を吸うだけでは、空気の薄さは感じなかったし、特別に頭が痛くなるといったような高山病の症状は出なかった。

空港の外に出るとラサ行きのバスが待っており、乗ることにする。
バスに乗ると中国で一番流行っているという歌が流れており、チベットとは言いつつ今やただの中国なんだなあと実感する。
バスに乗っていると、周りの景色は素晴らしくもっと見ていたいのだが、ものすごく眠くなってくる。
いつの間にか眠ってしまっていた。
どうやらこれが高山病の症状らしい。
人により、頭が痛くなる人、だるくなる人などいろいろあるようだが、私の場合は眠くなるらしい。
気がつくと徐々に建物が増えてきて、町らしき中に入った。
しばらく行くと、目の前にポタラ宮が見えてきた。
予想を超えて大きく、そして美しい。

バスはポタラ宮近くに停車した。
まずはホテル探しをすることにする。
ドミトリーの利用は考えていなかったので、ドミ以外はやや値段の高いスノーランドには行かないことにし、キレーホテルに行ってみることにする。
満員ではないが混んでいるようだった。
キレーはハッパ宿と聞いており、あまり雰囲気も良くないように感じ、ラサで一番有名な安宿ヤクホテルに行ってみる。
しかし、当然のように満室だった。
最後に、有名な宿の中では一番中心から離れているバナクショーホテルに行ってみると、テレビ・ホット・シャワーつきの部屋だけ空いているという。
明日には安い部屋に変えてもらう約束をし、チェックインをする。
予想よりだいぶきれいな部屋で気分がいい。
ただ、眠気がまた襲ってきたため、無理はせず休むこととする。

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一番有名なヤク・ホテル。ドミも満室だった。

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夜8時以降のケーキ割引で有名なスノーランド・ホテル。ケーキの味は、まあそれなり。

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ハッパ宿と情報を得ていたキレー・ホテル。ホントかどうかは不明。

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宿泊したバナクショー・ホテル。お湯もばっちりで快適。

しばらくして少し町歩きをしてみようと外に出てみるも突然の大雨が降ってきた。
晴れていればTシャツで充分だが、雨が降ってきた途端にものすごく寒くなる。
今年は雨が多い異常気象らしくかなりの頻度で雨が降っているのだとか。

ラサの後はカトマンズへ抜ける予定なので有名宿の掲示板を見てまわるも意外に同行者募集の張り紙が少ない。
中国人や欧米人とだと感覚が会わず苦労することが多いと聞いていたためできるだけ日本人と行きたいのだが・・・。
中国人との感覚のずれは成都で経験済みだが、欧米人と同行しても欧米人はチベット人に対し欧米並みのサービスを求めるため、日本人が欧米人の要求とチベット人の不満の板ばさみにされるらしい。

カトマンズへ抜けるランクルの情報を調べているうちに、8月15日、16日、17日の3日間でチベット最大の祭り”ショトン(ヨーグルト)祭り”が行われるということを教えてもらう。
8月15日がタンカ開帳。16、17日が踊りではないかとのことだ。

憧れのチベットで心地よい疲労感の中眠りにつく。

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