先日チャーターしたランクルに乗り、ナムツォへ行く日になった。
早朝出発し夕方戻ってくるという予定だ。
途中までシガツェ方面へ向かう。
しばらく走っていると、高速道路の柱のようなものが現れる。
どうやら、工事中の西蔵鉄道らしい。
2008年の北京オリンピック前の開通を目指しているとのことだが、鉄道が開通してしまえば、一気に中国化が進んでしまうことが予想される。
便利になるのかもしれないが、この素晴らしいチベットの雰囲気がなくなってしまうような気がして、とても残念な気持ちになった。
ナムツォに行く途中、検問が一度あった。
パーミットも取得しておらず、トラブルにならないか心配したが、チケットを買わされただけで問題なく通過することができた。
検問を過ぎた後、雨季の影響あってか凄まじい悪路になった。
ランクルでもスムーズに進めないほどである。
乗っていても、跳ねて跳ねての連続で辛い。
途中5000メートルの峠を越えたのだが、悪路と高山病で吉岡さんは早くもダウン気味である。
峠からはナムツォを眺めることができ、多くのタルチョも見ることができあらためてこの地域の素晴らしさを実感できた。
さらに、悪路を進むこと1時間、目的地に近づくにつれて、ヤクの大群などが現れ始めた。
未だに悪路であるが、風景が素晴らしいため、楽しむことができた。
検問所。パーミットはなかったが、無事通過できた。
車を降りると、子供が「何かちょうだい」としつこくついてくる。
ヤクの群れ。
ヤクを正面から見ると、見栄えする見た目。
川渡りヤク。
牧草をほおばるヤク。
昼前にナムツォに到着する。
ただ、吉岡さんは残念ながら高山病でダウン。
車の中で休んでいることに。
湖は透明度が高いわけではないけれど、遠くから見るとエメラルドグリーンの濁ったような色で神秘的だ。
湖の水を舐めてみると少し塩辛い。
ここは、世界最高地の塩水湖なのだ。
チベット語では、天空の湖と言われているらしい。
峠からナムツォが見えてきた。
ナムツォに到着して、一番最初に目にするタルチョがかけられた巨大岩。
タルチョがかけられた巨大岩。
タルチョがかけられた巨大岩拡大。
ナムツォは塩水湖。
ヤムドク湖とマナサロワール湖とともにチベット三大聖なる湖の一つ。
広さも実は中国2位とだいぶ大きい。
カラフルにおしゃれをした観光用乗馬。
チベットでは、子供もよく働いている。
いかにもナムツォといった景色。
チベット人は馬に乗るだけで、画になる。
親の手伝いの合間の休憩。
寺院らしき建物も。
このテントで、トゥクパなど食べることができた。
少し滞在し、満足したので、トゥクパを食べてからラサに戻ることにする。
行きはテンションが上がっていたので問題なかったけれど、帰りの悪路は厳しかった。
結局この悪路が、ネパールまで抜ける中においても一番ひどかった気がする。
途中突然天気が悪くなってくると同時に、大量の雹が降ってきた。
ラサに戻り、チベットのビール・ラサビールを飲んで今日は解散する。
これで吉岡さんは日本へ帰ることになる。
残念だったのは、山下さん・吉岡さんともに一緒に写真を撮るのを忘れてしまったことだ。
すごく心残りだ。
旅の一期一会はぜひ記念に残しておくべきだと痛感した。
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