ラサ近郊での最後の観光名所デプン寺へ向かう。
デプン寺は、かつてはチベット最大の寺院であり、最盛期には世界中のどの宗教の寺院・僧院よりも規模が大きかったと言われている。
宗派を超えたチベット仏教最高の宗教的権威として位置づけられ、歴代のダライ・ラマも修行に励んでいたらしい。
1959年の中国のチベット侵攻以前には15000人もの僧が暮らしていたが、中国の侵攻や文化大革命の中で伽藍は破壊され、僧侶たちも数多く殺害、拘束、追放されてしまったらしい。
現在は、チベットに残留した人々により堂于の一部が修復され、細々と宗教活動を再開しているが、中国政府の弾圧などもあり、巡礼地や観光地としての役割しか果たしておらず、かつての様な修行の場は取り戻せていない。
現在は200人前後の修行僧が暮らしているだけだとか。
ただし、その歴史に違わぬ雰囲気は残っている。
寺院の規模の割には、僧の数は少なくやや閑散としている印象もあるが、ものすごくおすすめの寺院だ。
デプン寺へは、ラサから直通のバスがあるのだが、郊外の田舎をのんびりと歩いても2時間ほどで行くことができる。
田舎の風景も粋なもので、時間があれば歩いて向かうのも良いのかもしれない。
ちょうど間近にせまったショトン祭の準備もしており、普段と違った光景も目にすることができたのも幸運だった。
デプン寺全景。
デプン寺の寺院。
デプン寺の寺院その2。
デプン寺の寺院その3。
ポタラ宮の白宮に似た寺院。
デプン寺には、大きな寺院がいくつもある。
生活観のある寺院だった。
買い食いして歩いている僧。
いかにもチベットといった風景。
まるで映画の1シーンのよう。
翌日のショトン祭にむけて準備中。
修行の合間の休憩。いい表情。
入り口付近には土産物屋もあった。
お経が書かれたタルチョ。
コメント