チベット:ネパールへの道 ~ギャンツェ⇔シガツェ~

朝起きて、ギャンツェへ向かう。
本来ならば、今日のうちにサキャまで移動してしまいたかったのだが、昨日から日程が押しているため断念し、ギャンツェを見学をしてから、シガツェへ戻り、同じ宿に泊まることにする。

朝8時頃宿を出てギャンツェへ向かおうとするも、他の車が邪魔で車が出せないと、ドライバーが不思議なことを言い出し、出発が30分ほど遅れる。

ギャンツェへは1時間半ほどで到着した。
現在、町中が大改修中らしく、至るところの道の舗装がはがされており、どこも泥々である。
ギャンツェでは、チベット最大の仏塔パンコル・チョエデを見学した。
パンコル・チョエデは、他のチベット寺院とは見た目も異なり、洗練された美しさがある。
ネパールに向かう中では、この寺院が一番印象に深く残った。
続いて、ギャンツェ・ゾンを見学する。
この町は、チベット第三の町らしいのだが、まだ田舎の雰囲気が充分に残されており、ラサやシガツェとはまた違った雰囲気を味わうことができた。

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パンコル・チョエデ。

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訪れたチベット寺院の中でも一番の美しい外観。

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仏塔。

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仏塔拡大。

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仏塔拡大その2。

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圧倒的な存在感の仏像。

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仏像その2。

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ギャンツェの街並み。

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ギャンツェ・ゾン。

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ギャンツェ・ゾンその2。まるで砦のよう。

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ギャンツェ・ゾンその3。裏側からの景色。

1時間半ほどかけシガツェへ戻り、タシルンポ寺に向かった。
ここは、チベットの象徴ダライ・ラマの次に権力をもつパンチェン・ラマが宗教活動を行っている寺院である。
タシルンポ寺は、ラサのガンデン寺、セラ寺、デプン寺と合わせてゲルク派四大寺院、さらに青海省のタール寺と甘粛省のラブラン寺と合わせてゲルク派六大寺院と呼ばれている。
しかし、現在のパンチェン・ラマは11世であるが、ダライ・ラマ14世によってパンチェン・ラマに認定されたゲンドゥン・チューキ・ニマは中華人民共和国当局によって拉致され現在もも消息不明であり、現在は中華人民共和国側が擁立したギェンツェン・ノルブが座主として住んでいるという複雑な事情がある。
ゲンドゥン・チューキ・ニマはそのようなこともあり、「史上最年少の政治囚」と言われることもあるらしい。
タシルンポ寺に入って見学してみると、確かに規模はそれなりに大きいが、既にセラ寺、デプン寺と似たような形式の寺院を見てしまっていることもあってかあまり感動できるものはなかった。
ただ、ちょうど見学中に、パンチェン・ラマがチベット僧侶たちに演説をしている場面に出くわすことができた。
通常、外国人は中をのぞくことができないように規制されているのだが、近くを通りかかったチベタンのおばちゃんが警備に頼んでくれ、見学することができた。
見学を終えた後、その場を離れてもそのチベタンのおばちゃんはなぜかずっと着いてくる。
ランクル仲間と見学していたのだが、
「ガイド料を請求されるんじゃないか?」
「やっぱり何か下心があるんだよな。なんだろう?」
など、話をしながら、最後には
「どうもありがとう」
と、もうついてこなくて大丈夫だよみたいなジェスチャーで別れたのだが、お金などの要求は一切してこず、親切心でついてきてくれていただけのようだった。
とても申し訳なく感じたが、いろいろな土地を旅行している中で信用できない人も多く見てきているのでそのような態度をとってしまうのは仕方ないことのようにも感じた。
ともかく、そのおばちゃんどうもありがとう。
タシルンポ寺を見学した後、シガツェ・ゾン跡に行ってみることにする。
ここはポタラ宮のモデルになったと言われるほど巨大な城砦だったらしいが、中国侵略時に破壊され、今は廃墟ともいえないくらいボロボロな瓦礫の山である。
ただ、見晴らしはとても素晴らしく、近代的な建物、昔からの建物がきれいに二分化された町並みが印象的だった。

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タシルンポ寺の石碑。

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タシルンポ寺全景。

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タシルンポ寺の寺院。

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タシルンポ寺の寺院その2。

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案内をしてくれた親切なおばちゃん。

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シガツェ・ゾン跡。

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シガツェの街並み。

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シガツェの土産市場。

そろそろ日も沈みかけてきたので、夕飯を食べつつ、宿に戻る。
シガツェの宿では、ドミトリーを借り切っているのだが、お湯シャワーも使え、テレビまである。
ちょうどアテネオリンピックの放送をしており、楽しむことができた。

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