ネパール:カトマンズ ~カトマンズの光と影~

カトマンズ初日、まずはダルバール広場へ向かうこととする。
カトマンズは驚くほど物価が安く、お湯シャワー共同のシングル・ルームで1泊150円ほどだ。
当然土産物も驚くほど安い。
ダルバール広場には多くの露店もあり、冷やかしながら歩いて周る。
ダルバール広場は、いかにも古都という雰囲気がある、心地の良いエリアだった。

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ダルバール(王宮)広場。

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最も印象に残ったシヴァ・パールヴァティー寺院。

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ハヌマン・ドカ(旧王宮)。

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寺院は市民の憩いの場らしい。

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広場には多くの寺院がある。

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ダルバール広場の寺院。

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ネパールにはサドゥーが多い。

 

15時~16時頃にヒンドゥー教徒やチベット仏教徒から「生き神」として崇められる少女クマリが、団体ツアー客の要望にこたえて窓から顔を見せるということを聞いたため、どさくさにまぎれてクマリの館に見に行くことにした。
できれば写真を撮りたかったが、硬く規制されており、諦めざるを得なかった。
窓から顔を出したクマリはただの子供だったが、常に部屋の中におり自由のない生活をしているのだろうと、少しかわいそうに感じた。

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クマリの館。クマリの写真を撮れないのが残念。

 

宿のあるタメル地区をぶらついてみることにする。
この地区は、旅行者が集まる地域で、安宿から中級宿、旅行会社、食堂などが数多く集まっている。
ネパールは、おいしい日本料理が食べられることでも有名であり、有名な「桃太郎」や「味のシルクロード」などに行ってみたがどこも日本とそん色ないくらいうまかった。
韓国料理屋にも行ってみたが、これもまた外国で食べるものとは思えないほど良い味であり、物価も安く、飯もうまいというカトマンズが非常に気に入ってしまった。
疲れを癒すには絶好の場所のようだ。

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常に大混雑のインドラ・チョーク。

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タメルやインドラ・チョークには店も豊富で、物価も安いので買い物天国。

 

カトマンズを歩いていると多くのネパール人が「ガンジャ」、「ハシシ」、「チョコ」、「マリファナ」などと話しかけてくる。
どうやらここはそれらが安く入る名所なのだそうだ。
町を歩いていても、土産物屋に入っても、さも当然のように薦めてくる。
値段は、グラムなどはよくわからないがそれなりの量で5~8ドルくらいのようだった。
ネパールではかなりいろいろな場所に野生のマリファナが生えているということだった。
ただ、本物か、さらには良質かどうかはしっかり確かめる必要があるとのことだ。

カトマンズでは、スワヤンブナート、ボダナート、パシュパティナートという3つが観光名所とされている。
まず、スワヤンブナートに行ってみることにした。
スワヤンブナートは、カトマンズを一望できる丘の上にあり、数多くのサルがいるため、モンキーテンプルとも言われているらしい。
せっかくなので頂上まで上ってみることにする。

スワヤンブナートでは、かなりきつい階段をおよそ400段上がっていく必要があるのだが、麓からずっと小さい子供がついてくる。
勝手にガイドをし、お金を要求してくるのが見えていたため、相手にせず適当に答えていたのだが、あまりにもしつこい。
結局1時間以上付きまとわれてしまった。
しつこく話しかけてくるため、自分のペースで観光することもできなかった。
ガイド料を請求されるのは嫌なので、あらかじめ
「ガイドは要らない」
と強く言っておいたのだが、再び麓まで戻ってくると、当然の如く
「ガイド料をくれ」
と言い出した。
あらかじめガイドは要らないと伝えてあり、拒絶するも、ずっと着いてきていたし、時間つぶしにはなったのでコーラくらいおごってあげるかと思い薦めてみるも、
「それは要らない」
とのことだ。
「それよりも欲しいものがある」
ということで、何か聞いてみると、なんと赤ん坊用の粉ミルクであった。
「赤ん坊が要るが、食べるものがない」
からとのことだ。
当然コーラよりはずっと値段も高く、買ってあげる理由もないので、
「コーラ以外は駄目だ」
と伝えると、散々文句を言った挙句、帰っていった。
粉ミルクなんて買ってあげる義理はまったくないし、買ってあげる必要はなかったと今でも思ってるけれど、なんだかとても後味が悪く、気持ちが沈んでしまった。
おそらくあの子供も嘘なんてついていないだろうし(粉ミルクなんて欲しがったわけだから)、あんなに小さい子(小学校1~2年くらいだろうか)が赤ん坊用の粉ミルクを買ってくれと旅行者に頼まなければならないこの国の貧しさを目の当たりにしてしまった。
一方、タメルに行けば、旅行者が毎晩酒盛りをしているのにである。

スワヤンブナートの仏塔自体は、大きさこそさほど大きくないが、美しい見栄えだった。
ネパールの仏塔には目が描かれていることが多いのだが、仏陀の知恵の目を現しているのだとか。
ただ、せっかくのスワヤンブナート観光が、後味の悪いものになってしまい、とても残念だった。

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スワヤンブナート。

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スワヤンブナート拡大。

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頂上は寺院になっている。

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麓から見たスワヤンブナート。

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通称モンキーテンプルらしく、猿が多い。

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赤ちゃん猿も多く見られた。

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頂上からの眺め。カトマンズ盆地が一望できる。

 

次いで、チベット仏教の聖地の一つボダナートに行ってみることにした。
ボダナートの「ボダ」は「仏陀の、仏教の、知恵の」ということを意味し、「ナート」は「主人、神」などを意味しているらしい。
ここも、スワヤンブナート同様に、仏塔には仏陀の知恵の目が描かれており、高さは36メートルとかなり大きな作りになっている。
確かに観光地としてはすごいのだが、チベットのときのようなときめきを感じない。
どうしたものだろうか。

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ボダナート。


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ボダナート拡大。

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チベット仏教徒が多く訪れていた。

カトマンズの最後の観光の目玉、シヴァ神を祭るネパール最大のヒンドゥー教寺院パシュパティナートにも足を運んだ。
この寺院の中を流れるバグマティ川は、ヒンズーの聖地ガンジス川に通ずる支流であり、ここのガートで荼毘に付せば、死者はガンジス川へと戻ってゆくと考えられている。
そのため、この川で火葬を行うのがネパールのヒンズー教徒の願いらしく、火葬場には次々と死体が運ばれていく。
一方、すぐ近くでは洗濯している様子なども見ることができ、まるでガンジス川に来ているかのようであった。

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パシュパティナートの門。

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パシュパティナート寺院。

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寺院内部には外国人は入れない。

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川では沐浴の様子を見ることができる。

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火葬ガート。

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火葬の様子。


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火葬の様子その2。

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パシュパティナートの様子。

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パシュパティナート寺院以外にも多くの寺院がある。

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パシュパティナートの寺院その1。

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パシュパティナートの寺院その2。

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パシュパティナートの寺院その3。

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パシュパティナートの寺院その4。

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パシュパティナートの寺院その5。

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パシュパティナートの寺院その6。

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パシュパティナート周辺の景色。

 

しかし、どんなに有名な観光地を訪れてもいまいち気分が盛り上がらない。
早くこの国から抜けようかななんて考えてしまう。

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