セーシェル:マヘ島に到着

インド洋…魅力的な響きである。
インド洋には「インド洋の真珠」と称されるセーシェル、「インド洋の貴婦人」と称されるモーリシャスなど世界的に有名なリゾート地、ビーチが点在している。
どちらも有名なリゾート国といった程度のイメージしかなく、ただただ値段が高いといったイメージしかなかったのだが、調べていくうちに魅力にあふれた国だとわかり、俄然行く気が沸いてきた。
日本ではあまりメジャーな国ではないため、四苦八苦しつつ、航空券、ホテルなどを手配し、個人旅行で訪れることにした。

セーシェルへは、カタールからカタール航空が1日1便出ており、深夜にカタールを発ち、早朝セーシェルのマヘ空港に到着した。
セーシェルは世界有数のビーチを持つとの情報であったが、上空から見た感じだと、海のきれいさはさほど印象に残らなかった。
ただ、島全体を見ると、緑が異常に濃く、また山など非常に見栄えのするかたちをしている。

空港を一歩外に出ると、南国特有の蒸し暑さに包まれた。
わずか数秒で体中から汗が噴出してくる。
マヘ空港は、セーシェルのメイン空港なのだが、JRのローカル駅のような小さな空港だった。
空港内には、数社の旅行会社のカウンターがあった。
せっかくだったので、ツアーの内容を聞いてみたのだが、パンフレットを切らしているとのことで、あまり有用な情報は得られなかった。
どうやら、予約客の送迎がメインのカウンターであり、ツアー紹介などはメインではないらしい。

セイシェル:空港前の景色

セイシェル・マヘ空港前の景色。緑が非常に濃い。

空港では、数台のタクシーが客街をしていたため、宿泊予定のボー・バロンまでいくらかかるかを確認してみた。
ロンリー・プラネットによると、タクシーで200~250ルピー(1ルピー6円くらい)程度との記載だったのだが、どのドライバーに聞いても「30ユーロ」と言い張ってくる。
どんなに交渉しても、25ユーロ以下には下がらず、ロンプラが間違っているのか、ぼったくられているのかわからず、交渉は難航する。

ひとまず、タクシーとの交渉をやめ、他の手段はないかと探していると、空港前の道路をちょうどバスが通りかかり、乗ってみることにする。
値段はなんと7ルピー。
バスは、首都のヴィクトリアまでしか行かず、ボー・バロンへ行くためにはヴィクトリアで乗り換える必要があるとのことだ。
ただ、バスはあくまで公共バスであり、空港バスではなかったため、大きな荷物を持って乗るのは賢明ではないなと感じていたところ、案の定、ヴィクトリアからボー・バロンへのバスは搭乗拒否されてしまった。
しかたなく、幹線道路で流しのタクシーを拾うと、ボー・バロンまで100ルピーとのこと。少し時間はかかってしまったが、当初の30ユーロよりはだいぶ安く行けたので旅の出だしとしては上々ではないだろうか。

セーシェル:ビクトリア・バスターミナル

セーシェルで一番大きなバスターミナルのビクトリア・バスターミナル。

セーシェル:ビクトリア・バスターミナル

案内板もわかりやすく、便数も多いため、意外にバスの使い勝手はよかった。

タクシーで宿に連れて行ってもらい、チェックインをする。
セーシェルは狭い島なのでどんなに小さいゲストハウスでもタクシードライバーは知っているようだ。
今回宿泊するのは、Georgiana’s Cottageという小さなゲストハウスで、セーシェルでは格安の宿でロンプラでも紹介されている。
セーシェルは、宿を予約していないと入国が許可されないため、安宿でもあらかじめ予約しておく必要があるため、注意が必要だ。
セーシェルは、主要産業は観光で物資の多くを輸入に頼っているため、非常に物価が高く、一泊50ユーロ払っても、エアコンなし、トイレ・シャワー(ぬるいお湯)共同程度の宿にしか泊まれない。
食べ物などの選択肢も少ない分、日本よりも生活にお金がかかる。
ただ、部屋自体はまあまあで、宿の雰囲気も悪くない。
さらに、小さな道路を挟んだ目の前がビーチであり、また目の前にバス停があるため、ロケーションは抜群で満足だ。

セーシェル:ジョージアナ・コテージ(ゲストハウス)

ジョージアナ・コテージ。素朴だが、雰囲気のよい安宿。

離島であるプララン島・ラディーグ島に日帰りで行くツアーに参加したかったので調べてみるも、5月1日はメーデーのため、旅行会社は全て閉まっていた。事前にネットで調べたところ、ツアーは、火・木・土のみ開催であり、どうしても参加したかったため、宿の人にどうにか申し込みできないかをとしつこくお願いしてみる。
すると、知り合いを伝手に直接旅行会社の担当の人に交渉してくれ、参加できることになった。
値段は150ユーロ。
日帰りのツアーとしては決して安くはない値段だが、どうしても参加したかったので、申し込みできて、非常にラッキーだ。
さすがに小さい島なので、近所の人皆が知り合いなのかもしれない。

快晴のなか、ボー・バロン・ビーチへ行ってみる。
ボー・バロン・ビーチは、マヘ島で一番有名なビーチで、高級リゾートの多くがこのビーチに面して建てられている。
島一番の有名なビーチとはいえ、人の数も少なく、ゆったりとした雰囲気を満喫することができた。

ボー・バロン・ビーチ

マヘ島で一番有名なボー・バロン・ビーチ。

ボー・バロン・ビーチ

人も少なく、ゆったりとした雰囲気のボー・バロン・ビーチ。

ボー・バロン・ビーチ

遠浅で透明度が高いボー・バロン・ビーチ。

夕食は宿のオーナーのお勧めのクレオール料理のビュッフェへ行くことにする。
クレオールとは植民地化などで文化がミックスされたことを表すらしく、料理もアフリカやヨーロッパ、インドの影響を受けたものらしい。
クレオール料理はスパイスをふんだんに使った料理だった。
味もとてもおいしいというほどでもないが、決してまずくもない。
ただ、毎日食べたいかというと…というような気もした。

セーシェル:クレオール料理のレストラン

クレオール料理のビュッフェをやっているレストラン。ほかにレストランも少ないため、大人気。

クレオール料理

クレオール料理。

夕飯を食べ終え、外に出ると、空には満天の星が浮かんでいる。
セーシェルはものすごい田舎で、街灯すらほとんど存在しないため、オーストラリアのウルルへ行って以来のすさまじい星空を見た。
せっかくなので夜のビーチに行ってみることにした。
一歩砂浜に足を踏み入れたとたん、地面がザザァーと動く。
目を凝らしてみてみると、カニが大量に浜辺におり、歩くごとに逃げていっているようだ。
セーシェルは、自然がそのまま残されており、なかなかすばらしい。

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