映画「戦場にかける橋」の舞台となったカンチャナブリーに行ってみたいなと考える。
泊りがけでいくことも考えたが、大きい荷物を持って移動するのがかったるかったので日帰りで行ってみることにする。
カオサンから南バスターミナルへ市内バスで向かい、そこから長距離バスでおよそ2時間でカンチャナブリーに着いた。
バスターミナル近くの路上でソンテオに乗り込み、クウェー川鉄橋へ向かう。
どこで降りればいいかわからなかったのだが、親切な人がわざわざブザーを押して降りる場所を教えてくれた。
タイ人はいい人が多い。
こういうことがあると自然とテンションが上がってきて、何を見ても楽しく感じれるようになってしまうから不思議だ。
ソンテオを降りてから、クウェー川鉄橋まで少し歩き、到着する。
実は、映画を見たことなく、ただ来てみただけなので何も感慨深いものがない。
ただの鉄橋である。
どうせなので、泰緬鉄道の列車が鉄橋を通過しているところを見てみようと思う。
ただ、次の列車の時間を調べると、何と約5時間もあるではないか。
でも、ここまで来たのだから待つしかない。
クウェー川鉄橋。
鉄橋の上を歩いて渡ることもできる。
クウェー川鉄橋駅。
ただ、待っているだけではもったいないのでJEATH戦争博物館や泰緬鉄道博物館、連合軍共同墓地などを見学する。
博物館には、第二次世界大戦中にここカンチャナブリーで、日本軍がタイ人やミャンマー人など多くの人に強制労働を強いたとの展示があり、日本人として若干肩身の狭い思いを感じた。
事実なのだから仕方ないのかなと思っていたのだが、嫌な思いをする出来事もあった。
どの博物館にも感想ノートが置いてあり、自由に記入できるようになっている。
そのノートに、中国人が日本に対する文句を延々と書き綴っているのである。
しかも、まあ中国人特有といえばそうなのかもしれないが、度を越した内容であった。
せっかく博物館を見学し、見聞が広まるかと思いきや、ただただ後味の悪い思いをしただけであった。
連合軍共同墓地、チュンカイ共同墓地。
連合軍共同墓地、チュンカイ共同墓地その2。
日本軍慰霊塔。
かつて使用されていた蒸気機関車。
泰緬鉄道博物館。
JEATH戦争博物館。
見学を終えて、鉄橋に戻るもまだ時間があるので、川沿いのレストランに入る。
メニューを見ても内容が全くわからず、適当に指差したところ、味は悪いわ、でも値段は高いわで困ってしまった。
タイの料理は、レストランのものよりも、むしろ食堂のぶっかけ飯の方がおいしいことが多い気がする。
ようやく列車が現れたので、見学をする。
SL列車が来るのではないかと勝手に期待していたのだが、普通の列車が到着し、少しがっかりしてしまった。
クウェー川鉄橋と列車。
カンチャナブリーは映画を見てから来るべきだったかなと少し後悔した。
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