アーグラーからおよそ40キロ離れた場所にある世界遺産ファテープル・シークリーに行ってみることにした。
ファテープル・シークリーとは、ムガル帝国第3代皇帝アクバルによって建設された都市のことだ。
当時、跡継ぎに恵まれなかったアクバルが、この地に住むイスラム教の聖者サリーム・チシュティーの予言により、息子を授かり、それにあやかりその地に都市を建設し、アーグラーから遷都した。
しかし、慢性的な水不足と猛暑のため、わずか14年間しか使用されず廃墟となってしまったらしい。
また、ファテープル・シークリーとは勝利の都という意味で、アクバルがグジャラート地方での戦いに勝利したことから名づけられたのだとか。
ファテープル・シークリーには、アーグラーからバスでアクセスすることができる。
およそ1時間半ほどのバスの旅だが、これまで乗ったどんなバスよりも辛かった。
まず、バスの座席の感覚が異常に狭いのである。
常に前の席に、ひざがめり込んでいるかのようになる。
さらに、2人がけの席に3人で座るため、縦横に辛く、またエアコンもないため、まさに地獄のような移動だった。
ファテープル・シークリー自体は、かなり規模も大きく、見ごたえもあった。
アーグラーから移動を含めても、半日程度で見学できるので、時間があれば訪れてみても良いかもしれない。
ファテープル・シークリーの門。
門が一番の見どころかもしれない。
ファテープル・シークリーの内部。
ファテープル・シークリーの内部その2。
ファテープル・シークリーの内部その3。
ファテープル・シークリーの内部その4。
ファテープル・シークリーの内部その5。
城壁の外にいた少女。
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