インド:ブッダガヤと人間不信

数日間過ごしたカナダ人カップルとかヴァラナシでわかれ、ブッダガヤへ向かうことにした。
彼らはこれからデリーへ戻り、次はドバイへ向かうらしい。

ブッダガヤへは、最寄駅のガヤで列車を降り、そこからバスかオートリキシャで15キロほど移動することになる。

ヴァラナシからガヤへの列車のチケット、さらにガヤからコルカタヘの列車のチケットはあらかじめガヤのツーリスト専用チケット売り場で購入しておいた。
しかし、このチケット売り場の担当者がなかなかにどうしようもないやつで、またもインドの洗礼を受けることになった。

そもそも、チケットを購入する段階で、明らかに私用と思われる電話で2時間以上待たされ、不信感は募っていたのだが、チケットを受け取ると、座席番号のところにWCと書かれていた。
以前のチケットでは、席番号が書かれていたので確認するも、
「まったく問題ない。席は取れてるから」
としか言わない。
WCという席のエリアがあるのかも知れないと勝手に思っていたのだが、当日列車に乗ってみると、どうやらWCは「Waiting Cancellation」の略らしい。
何のことはなく、座席なんて取れていなく、数時間も列車で立ちっぱなしかと途方にくれるも、どうにか乗務員に頼み込み、席を確保してもらった。

翌日に利用する予定の、ガヤからコルカタのチケットでも、WCと書かれており無駄な心配事が増えてしまった。
何をするにもスムーズに行かず、本当にめんどくさい国だ。
カナダ人カップルと行動する中で、少しはインドになれたかなと思っていたが、とんでもない。
またもトラブルである。

ブッダガヤへは、ヴァラナシからの夜行列車でやってきた。
とりあえず、すぐに駅長室へ行き、座席を確保してくれるよう頼み込み、夕方までに確認してくれる確約をとっておいた。

その日の夜行列車でコルカタへ移動する予定だったため、ホテルへ宿泊する必要はなかったのだが、トラブル続きで疲れてしまったため、ガヤの駅前のホテルにチェックインし、仮眠をとることにする。

しばし、休憩をし、ブッダガヤへ向かうことにした。
ブッダガヤへはバスで移動をし、マハーボーディ寺院を見に行った。
ここはブッダが悟りを開いた場所で、大菩提寺とも大精舎とも言われる。
残念ながら、工事中だったのだが、52メートルもの仏塔は圧巻であり、チベット仏教徒などが真剣にお祈りを続けていた。

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マハーボーディ寺院。

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マハーボーディ寺院その2。

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マハーボーディ寺院その3。

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マハーボーディ寺院全景。規模はさほど大きくない。

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修行する人々。

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説法をする僧。

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ブッダガヤ周辺の町並み。

続いて、セーナー村に行ってみることにした。
ここは、スジャーターが乳粥供養をしたことで知られている村である。
ガイドブック曰く、のどかな村で、一般人でも悟りを開いてしまえそうな気になれるほどの村らしいが、まったくもってそのような印象は感じなかった。

セーナー村に到着するや否や、村人が群がってきた。
何が何だかわからないうちに、日本人が寄付をして作ったという学校に連れて行かれ、日本人のセーナー村の子どもに送ったメッセージを大量に読まされた。
それらの行動があまりに強引でうんざりしていたのだが、終いには、日本語を話せるインド人が現れ、寄付を要求してきた。
正直、あまり気乗りはしなかったのだけれど、何となく仕方ないかなという気持ちにもなっていたところ、なぜか金額まで指定してきた。
「1000ルピーくらい寄付できるんじゃないか。普通の日本人なら2000ルピーくらいはくれるぞ」
とふざけたことを言ってきた。
そんなことを言われては、1ルピーたりとも寄付したくなくなり、早々にこの村を立ち去ることにした。

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セーナー村周辺。

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セーナー村。

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セーナー村その2。

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セーナー村その3。

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のどかな光景に見えるのだが…。

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スジャータ寺院入り口。

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スジャータ寺院周辺の様子。

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笑顔の彼らだが、次から次へと、色々な寄付を要求してくる…。

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スジャータ村の少年。

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スジャータ村の少女。

貧しい人に寄付してあげることはとてもいいことだと思う。
ただ、お金を貰えることが当たり前と思わせてしまうようなやり方ではむしろ逆効果ではないだろうか。
かたちだけでもいいから、何か仕事を与えてその対価としてあげることで、通常の社会の仕組みをわからせるべきだと感じる。

とにかく、どこを訪れても何かちぐはぐしていて、まったく面白みを感じない。
インドなんだからおおらかに行けばいいと言う人もいるだろうし、自分でもそう思うのだが、あまりにも次から次へと、イライラすることが多く、残念すぎる。
ガヤ周辺の各国の寺院を訪れようと思っていたのだが、そんなものどうでも良くなってしまった。

直前に訪れていたミャンマーとの差が大きすぎるせいもあるのかもしれないが、インドでは会う人、会う人すべてが嘘を言っているように、人を騙そうとしているように感じてしまう。
実際はそんなことはなく、旅行者に寄ってくるインド人が怪しいだけだと思うのだが…。
いずれにせよ、極度の人間不信である。

どうにかこの負のスパイラルを止めたいのだが…。
インドにいてもまったく楽しめないのなら、コルカタから一気にバンコクへ飛んでしまおうかという気もしてきた。

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