ムンバイから夜行列車を利用し、アウランガバードへやってきた。
当初、ムンバイで1泊することも考えていたのだが、ムンバイの異常な物価高に宿泊を断念した。
ムンバイでは、100人ドミでも200ルピーするというから驚きである。
南インドの列車は、北インドと比べて遅れにくいと聞いていたが、アウランガバード到着はほぼ予定通りと、この旅ではじめて時間通りに到着することができた。
アウランガバードでは、郊外に見所が点在しているため、MTDC(マハーラーシュトラ州観光開発公団)主催のインド人用観光バスに同乗することにした。
ツアーではまずダウラタバードを訪れた。
ここは、デカンの岩山をそっくり砦にしたものらしく、かなり迫力のあるたたずまいだった。
アウランガバードには、エローラとアジャンターに行くために訪れただけであり、ダウラタバードにはほとんど期待していなかったのだが、期待以上だった。
また、頂上からはデカン高原を一望することもできた。
ツアーだと、現地の人は疲れて途中で引き返してしまうことが多いので、時間だけ確認して急いで上ってしまうのがお勧め。
ダウラタバード砦。
ダウラタバード入り口付近。
インドでは、象をモチーフにした絵が多い。
ダウラタバード全景。
ダウラタバードとデカン高原。
頂上からはデカン高原が一望できる。
ダウラタバードの塔。
アウランガバードを訪れた後は、エローラに移動した。
ムンバイのエレファンタ島の石窟もかなり良かったが、エローラとは比べ物にならないほどエローラは凄まじい。
エローラは、仏教石窟群とヒンドゥー石窟群、ジャイナ教石窟群に分かれているのだが、全て訪れることは珍しく、メジャーなもののみ観光することが多いらしい。
遺跡で一番の見所は、第16窟のカイラーサナータ寺院である。
完成までに1世紀以上を要したといわれる寺院だが、それも納得の圧巻の迫力だった。
カイラーサナータ寺院では、右側の小道を登ることで裏手に回ることができる。
寺院を上から見下ろすことができ、眺望も素晴らしかった。
今まで数多くの遺跡を見てきたが、石窟寺院などは見たことがなかったため、非常に楽しめた。
間違いなく、インドで一番驚いた遺跡である。
エローラ遺跡群。
エローラ遺跡群その2。
エローラ遺跡群その3。
エローラ遺跡群その4。
エローラ遺跡群その5。
エローラ遺跡群その6。
エローラ遺跡群その7。
エローラ遺跡群その8。
エローラ遺跡群その9。
エローラ遺跡群その10。
エローラ遺跡群その11。
エローラ遺跡群その12。
エローラ遺跡群その13。
エローラ遺跡群その14。
エローラ遺跡群その15。
エローラ遺跡群その16。
エローラ遺跡群その17。
エローラ遺跡群その18。
エローラ遺跡群その19。
エローラ遺跡群その20。
エローラ遺跡群その21。
エローラ遺跡群その22。
エローラ遺跡群その23。
エローラ遺跡群その24。
エローラ遺跡群その25。
エローラ遺跡群その26。
エローラ遺跡群その27。
エローラ遺跡群その28。
エローラ遺跡群その29。
エローラ遺跡群その30。
エローラ遺跡群その31。
エローラ遺跡群その32。
エローラ遺跡群その33。
エローラ遺跡群その34。
エローラ遺跡群その35。
エローラ遺跡群その36。
エローラ遺跡群その37。
エローラ遺跡群その38。
エローラ遺跡群その39。
エローラ遺跡群その40。
エローラ遺跡群その41。
エローラ遺跡群その43。
カイラーサナータ寺院。
カイラーサナータ寺院その3。
カイラーサナータ寺院その4。
エローラの観光を追え、ツアーバスはアウランガバードの中心部に向かい、タージ・マハルをモデルにしたというビービー・カ・マクバラーに立ち寄った。
タージ・マハルには遠く及ばないものに、意外にもなかなかの外観だった。
ただ、それはあくまでも遠くから見た場合のことで、近くまで寄るとまるで安宿のような壁…。
入場料が高いので、外から見るだけで充分かもしれない。
遠目から見ると、とても美しいビービー・カ・マクバラー。
次いで、スラングセーブ帝の師が眠るパーンチャッキーを訪れ、ツアーは解散となった。
予想以上に濃い内容のツアーで満足することができた。
街の雰囲気などを見ても、南部の街は、北部に比べはるかに落ち着きがあるように感じる。
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