セーシェル:フライト乗り継ぎ失敗と交渉難航

翌朝、5時に飛行機は出発するとの話だったにも関わらず、空港行きのバスが4時半を過ぎてもホテルを出発せず、飛行機の出発時刻が2時間も遅れてしまった。
セーシェルでの乗り継ぎはほぼ絶望的であり、その後のフライトの手配もできないまま、不安を抱えたまま飛行機に乗ることになった。
モーリシャスでは、観光自体さほど面白くなかったのに加え、飛行機でもトラブルがあり、嫌な思い出ばかりが残ってしまった。

セーシェルの空港に到着するも、予想通りカタール行きの便は既に出発してしまっており、セーシェルのイミグレではホテルの予約書を見せなければ通してもらえないため、入国管理官にとめられてしまう。
状況を説明し、セーシェル航空のスタッフを呼んでもらい、代わりの飛行機を手配してくれるよう頼んでみた。
1時間近く待たされ、ようやく答えをもらったのだが、
「今日はどの便を使っても帰る術はない。ただ、明日も明後日もカタール行きの便は満席であり、何日後になるかわからない」
とのことだ。
あまりにもふざけた答えで、しばし唖然としてしまったが、セーシェルにはシンガポール航空が発着していることを知っていたので、
「明日も便が取れないなら、シンガポール航空に振り替えてくれ」
と頼むと、調べてみるとのことだ。

昨日のモーリシャスでは、南アフリカ人がたくさん居り、勝手に交渉してくれたが、セーシェルでは自分ひとりしか居らず、交渉も自分でしなければならない。
まず、ホテルの用意、さらに食事の用意をしてもらえるよう交渉した。
さらに、日本への電話代を持ってもらうよう交渉し、かなり揉めたがどうにか了承してもらう。
既にセーシェルについてから3時間近く経過しており、疲れてきたため、早めにホテルにチェックインをしたく、そのように係員に伝えると、ホテル名を告げられ自分で行ってほしいと言われる。
セーシェルは物価が高く、タクシー代が片道で30ユーロ以上かかることはざらであり、自分に非がないにも関わらず、タクシー代なんて払えるかとのことで再度交渉し、ホテルへの送迎もセーシェル航空に払ってもらうことにする。
ただ、この時点ではカタール行きのフライトはキャンセル待ちであり、セーシェル航空が夕方までに連絡をくれるとのことであった。

ホテルはベルジャヤ・ボーバロンベイ・ビーチリゾート&カジノという高級ホテルに泊まれることになったのだが、値段の割りにサービスが伴っておらず、部屋は日本のビジネス・ホテルのような広さ程度しかなく、バスタブも完備されていなかった。
セーシェルでは、天気が悪く、やることがないので部屋で寝て待つことにする。
しかし、待てど暮らせど、セーシェル航空から連絡がこない。
痺れを切らし、フロントに聞きにいくも何も連絡がないとのことだ。
セーシェル航空に連絡をしてみるも電話がつながらない。
仕方なく、直接カタール航空に電話をすると、予約は確定いるとのことだ。
セーシェル航空のサービスの悪さ、というよりもいい加減さにひどく疲れ、早々に休むことにした。
多くの国を旅してきたつもりであったが、これほどいい加減な対応をされたこともなく、交渉疲れをしてしまい、リゾート気分は完全に吹っ飛んでしまった。

ベルジャヤ・ボーバロンベイ・ビーチリゾート&カジノ。

値段の割りに、たいしたことのない部屋。

宿泊客も少なく、プールも独占状態。

ホテルの目の前のビーチ。

カジノも併設されている。一応、ドレスコードも有。

土産やも完備。値段はかなり割高。

翌日も、迎えに来てくれると約束していた送迎車は、予想通り迎えに来ず、タクシーで空港に向かうことにする。
その際、タクシー・ドライバーに
「セーシェル航空のフライトの遅れのせいで乗り継ぎに失敗して、このホテルに泊まっている。送迎を約束してもらったにも関わらず、送迎がきていないので空港に行きたい。お金はセーシェル航空が払うから、自分は払えない。セーシェル航空への交渉はもちろん行うから、連れて行ってもらえるか」
と伝えたところ、セーシェル航空の評判の悪さは、セーシェルの人の間でも有名らしく、同意してくれ、空港に連れて行ってくれることになった。
空港についてから、セーシェル航空に連絡の不備や、送迎のなかった件など文句を言い、タクシー・ドライバーへの支払いを行ってもらった。

ようやく日本に向け出発することができることになり、一安心することができた。
それにしても、フライトの遅れでこれほどまでにいろいろ交渉しなければならないセーシェルのおかげで、リゾートを満喫するどころか、疲労が蓄積してしまった。

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