ハノイでツアーに申し込み、世界遺産にも登録されているハロン湾へ向かうことにした。
ツアーはさまざまな場所で募集しているが、実際に催行する旅行会社は数社しかないようだった。
値段は、1人20~30ドル程度のツアーが多く、訪れる場所などもほぼ同じだった。
値段の差は、ホテルの差なのだが、申し込んだホテルと現地で泊まるホテルが異なり、トラブルになることは日常茶飯事のようで、あまり当てにならなそうであった。
ツアーはミニバスで出発した。
ハロン湾に到着し、早速、船に乗り換え、まずはティエンクン洞窟へ向かった。
ハロン湾には、いくつも鍾乳洞があるらしいのだが、ここが有名な洞窟らしく、他のツアーも多く訪れていた。
ティエンクン洞窟にはまったく興味がなかったのだが(というか、行くまで存在すら知らなかったのだが…)、ライトアップもされており、なかなかに楽しむことができた。
ティエンクン洞窟。
内部はかなり大きい。
ライトアップもされている。
洞窟見学を終えた後は、船はしばらく湾内をぶらつきつつ、ゆったりとカットバ島へ向かうスケジュールだった。
ハロン湾だが、海の桂林とも称される。
ネット上では「所詮、中国の二番煎じだ」といったような厳し目の感想が書かれていることが多かったが、予想以上の絶景の連続だった。
水は決してきれいではなく、透き通っているどころか、むしろものすごい濁ってるのだけれど、緑色の水面が、青空に映える。
ツアーに参加するのが一般的らしいが、ここならば、個人で行ってゆっくりするのもありだとも感じた。
風光明媚なハロン湾。
ハロン湾の景色。
水上家屋も点在している。
ツアーでは、水上家屋に立ち寄ることも。
奇岩が多く連なる。
ハロン湾遠景。
ティエンクン洞窟のある島には船が殺到する。
小型ボートで漁をする風景も見れる。
海面から切り立った岩が多い。
島と島の間を抜けていく。
漁の様子。
漁の様子その2。
漁の様子その3。
多くのツアーでは、大型船を利用。
スピードもそれなりで、快適な船。
1泊2日のツアーだと、通常は、カットバ島に宿泊することになる。
カットバ島は、ベトナム人にとっても大観光地のようで、ホテルや土産物屋が多く立ち並んでいる。
夜遅くまで、写真屋などが開いており、ベトナム人が喜んで写真を撮ってもらいに行っていた。
カットバ島。
宿泊ホテルから見下ろした景色。
カットバ島では、アクシデントが起こった。
参加したツアーの客全員分のホテルの予約が取れていなかったのである。
シングルルーム利用のツアーに参加したはずなのに、結局、ベトナム人と相部屋になってしまった。
ベトナム人との相部屋と言うことで、一抹の不安を感じたのだが、とても親切な人で助かった。
どうやら、英語も堪能であり、フエで医者をしているエリートらしい。
不運なアクシデントのはずだったが、彼と親しくなり、結局フエでは観光案内までしてもらえることになった。
翌日は、ハノイに戻りがてら、ハロン湾での海水浴を楽しんだりと、なかなかに満足できるツアーだった。
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