ネットを通じて予約しておいたツアーを利用し、ツァールスコエ・セローとパヴロフスクへ行ってきた。
ツアーとはいっても、個人でガイドとドライバーをチャーターしたもので、他の参加者はいない。
ガスティーヌィー・ドヴォールの前から毎日団体ツアーは出ているのだが、出発が14時なのと、パヴロフスクには行かないため、奮発して個人チャーターというかたちにした。
なぜ14時発のツアーが嫌だったかというと、エカテリーナ宮殿では、午前が順光、午後は逆光になってしまうという情報を聞いていたためだ。
そもそも、個人でいくことができれば、午前でも午後でも自由に行くことができるのだが、ロシア、特にサンクトペテルブルクでは、近年観光客が大量に訪れており、個人での入場券の入手が困難であるという話を聞き、ツアー参加を決断した。
結論から言うと、5月中旬の時点では、個人で訪れても問題なくチケットを入手することはできているようだった。
ただし、5月下旬以降はかなりの混雑が予想され、昨年は16時からのみ個人旅行者にも開放されたらしい。
これは、エカテリーナ宮殿だけでなく、ペテルゴーフ宮殿も同じ状況のようだ。
9時にサンクトペテルブルクを出発し、10時頃エカテリーナ宮殿に到着した。
エカテリーナ宮殿は、第2代ロシア皇帝エカテリーナ1世が夏の避暑用の離宮として建設したのが始まりで、その後増改築を繰り返し、現在の宮殿となっている。
エカテリーナ宮殿のゲートが開くのを待ち、入場した。
天気は快晴で、絶好の観光日和である。
宮殿は予想よりだいぶ大きく、内装は至るところが金色で豪華極まりないつくりとなっていた。
有名な琥珀の間も、噂に違わぬ豪華さで、写真撮影禁止なのが非常に残念だった。
第二次世界大戦時に、宮殿の多くは破壊されてしまい、忠実に再現をしたらしく、多くの比較写真も展示されていた。
快晴の天気に映えるエカテリーナ宮殿。
とにかく美しい宮殿。
宮殿内の装飾も豪華。天井画も素晴らしい。
黄金の装飾で宮殿中が輝いている。まさに映画で見た風景そのまま。
食卓も当然のように豪華。マイセンの食器が好まれていたらしい。
王妃の部屋。
天井画の美しさには圧倒される。
天井画その2。
天井画その3。
天井画その4。
天井画その4。
宮殿内を見学した後、庭園を散策し、引き続き、パヴロフスクへ移動した。
パブロフスク宮殿は、エカテリーナ2世の後継者パーヴェル1世の離宮として建築された宮殿だ。
エカテリーナ宮殿と同様、パヴロフスク宮殿も世界遺産に登録されているのだが、知名度は低いようで、日本の団体ツアーでも訪れないようだ。
エカテリーナ宮殿では、大混雑の中を観光したのだが、パヴロフスクではロシア人の観光客がちらほらいる程度で、ゆっくりと観光をすることができた。
ガイドブックを見る限り、規模も小さく、たいしたことはないのではないかと思っていたのだが、予想以上に規模も大きく、内装も驚くほど豪華でとても満足することができた。
パヴロフスク宮殿。
写真映えのするカット。
パブロフスク宮殿入り口。
宮殿内の装飾。
宮殿内の装飾や展示品は予想以上に豪華。
絨毯の展示。高価だとか。
宮殿内の様子。
エカテリーナ宮殿のような派手さはないが、味のある宮殿だ。
豪華なベット。
立体的に見えるが、実は平面に画が描かれている。広く見せる手法だとか。
食卓はやはり豪華。ここでもマイセンの食器が並んでいた。
宮殿内の礼拝堂。
どこにいても自分が狙われているように見える絵。
右側に移動しても狙われているように見える。
食卓がいくつも存在する。
並木道と宮殿。
観光用の馬車も走っていた。
コメント