映画ザ・ビーチのロケ地に使用され、映画を見たときから、その美しさに釘付けになり、ずっと憧れていたピピ島(ピーピー島)にやってきた。
ピピ島は、ゲストハウスやダイビングショップなどが集まっているピピ・ドン島と、ザ・ビーチのロケが行われた無人島であるピピ・レ島からなっている。
プーケットからピピ・ドン島へは、ボートでおよそ2時間で訪れることができる。
通常のボートは、トンサイ湾に到着し、ホテルなどを予約してない場合、港にある案内所で尋ねることになる。
島が小さく、また人気も高いことから、ゲストハウスの値段はかなり高いが、ぜひとも数日間はゆったりしたい魅力溢れる島だ。
ピピ島周辺の海は驚くほど透明度が高く、美しい。
どのビーチを訪れても、美しく、島でのリゾート気分を満喫することができた。
ただ、スマトラ島沖地震の津波の影響をもろに受けたピピだけに、その被害はいまだに色濃く残っており、瓦礫の山となっている場所もあった。
ピピの残念だった点は、飯がいまいちなことだ。
欧米人旅行者が多いため、ピザやパスタなどの店が多いのだが、概して値段が高く、まずい。
他の町ではどこにでもある屋台やタイ料理の店がほとんどない。
まあ、リゾートなだけに仕方ないのだろうか。
とはいえ、文句なしに素晴らしい島で、まさに楽園といった雰囲気だった。
話によると、夜な夜なファイヤー・ショーをやって、観光客を楽しませてくれているらしいが、早寝早起きの生活で昼間のビーチ巡りを楽しんでいたため、最後まで訪れることができず、少し後悔。
ピピ・ドン島。
船着場で、宿の斡旋などをしてもらえる。
島のメインストリート。
港周辺。
うみがおそろしく、きれい。
プーケットとは比較にならない透明度。
人も少なく、のんびりできる。
ボートをチャーターし、移動することもできる。
どこのビーチを訪れても、うつくしいのがすごい。
展望台からの眺め。
今は、立ち入り禁止になってしまったとか。
スマトラ沖地震の津波の跡も残る。
夕日と椰子。
夕日と椰子その2。
海に沈む夕日。
ザ・ビーチのロケが行われたのは、ピピ・ドン島からタクシーボート(ロングテイルボート)でおよそ30分の距離にあるピピ・レ島だ。
ピピ・レのアクセスは想像以上に悪く、特に雨季など、海が荒れているシーズンには、タクシーボートでは、マヤ湾の波が高く入ることができない。
島の反対側から海中トンネルを通って入ることになるのだが、写真を撮りたい場合には、持って行くのが非常に困難になる。
ただ、ザ・ビーチの舞台になったマヤ湾の写真をどうしても撮りたく、カメラが壊れてしまうのを覚悟で、ビニール袋を4重にし、湾内ではカメラを持ち上げて立ち泳ぎをし、洞窟内で潜るときだけ、一瞬カメラを海中に沈めるという荒業を駆使し、どうにかカメラの持込に成功した。
非常にリスキーだが、成功してラッキーだった。
お金をふんだんに使える人は、タクシーボートでなく、スピードボートをチャーターすれば、雨季でもマヤ湾に直接乗り入れできるとのことだった。
今回、タクシーボートで訪れたのだが、予想をはるかに超えて、波が高く、あまりの恐怖に何度も
「お金は払うから、引き返してくれ」
と言う言葉がのどを出かかった。
わずか、30分弱の距離だが、数時間にも感じた。
スピードボートは比較的小さな船なのだが、波が大きいために、波を超えるたびに一瞬宙に浮き、次の瞬間に海面に叩きつけられるのである。
酔っている暇なんてまったくなく、ただ恐怖との戦いであった。
また、波が高いため、泳ぎには多少自信を持っていたのだが、飲み込まれたらおしまいだとも感じ、海の怖さを実感した。
ピピ・レ島は、マヤ湾だけでなく、ピー・レ湾、ロ・サマ湾など風光明媚な場所が多く、水もきれいで、魚も多い。
島の外観も素晴らしく、文句なしに最高の島で、往復のボートの恐怖も吹っ飛んでしまうほど、楽しむことができた。
ピピ・レ島。
ピピ・ドン島から見たピピ・レ島。
ピピ周辺の海はとにかく透明度が高い。
この洞窟の下をくぐるとマヤ湾側に抜けることができる。
洞窟をくぐってしばらく、歩いていく。
あまりにも砂と海面がまぶしく、カメラの設定が難しい。
ピー・レ湾もまた凄まじく美しい。
透明度が高く、海底が見える。
岩が入り組み、外からは見えにくくなっている。
遠めに見ても、透明度の高さがわかる。
エメラルドブルーの海の色が美しい。
シュノーケリングも盛ん。
カラフルな魚が寄ってくる。
ピピ・レ島の眺め。
モンキー・ビーチ。
ヴァイキングの洞窟。
残念ながら、現在は立ち入り禁止になっている。
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