バヌアツでは、なんとしてもタンナ島に行きたいと思っていたのだが、予想外に飛行機が一杯で、航空券を見つけることができなかった。
何件も旅行会社を回り、どうにか頼み込むと、日程は予定よりだいぶ短くなってしまったが、行けることになった。
いざ、飛行機に乗ってみてわかったのだが、エファテ島から他の島への飛行機はせいぜい10人も乗れれば良い程度の小さいもので、さらにそれに荷物も大量に積んであるため、チケットを入手するのが困難なようだった。
頼み込んだおかげで、荷物を後回しにして、座席を一つ確保してくれたらしい。
バヌアツの人はとても親切でありがたい。
そんな小さな飛行機なので、操縦席は丸見えだし、ハイジャックでもされたらひとたまりもなさそうだったけれど、移動中もまるで遊覧飛行のように景色を堪能できた。
バヌアツのチェックインカウンター。まるでキヨスクレベル。
飛行機は超小型。
操縦席も見えるくらい狭い。
上空から見たポートビラ。
水がきれい。
小型飛行機なだけに、遊覧飛行気分を味わえる。
エメラルドブルーの海が広がる。
タンナ島に到着すると、予想以上に自然に溢れた島で、ほぼジャングルである。
道もまったく舗装されておらず、四駆で泥道を駆け抜けるといった様子だった。
タンナ島。本当にジャングルのみ。
タンナ島の空港。
空港周辺。
タンナ島では、予約していた宿の送迎が空港まで来ており、車に乗って、ヤスール火山に向かうことになった。
ヤスール火山への道は、未舗装道路なのでやや過酷だったが、通り過ぎる町の人が総出で歓迎してくれ、手を振ってくる。
エファテ島も素晴らしかったが、それにも増して、彼らが幸せに溢れている感じが出ている。
道はひたすら未舗装道路。
屋根もなく、荷台で移動する。
2時間ほど走り、ヤスール火山の麓に到着した。
ここのジャングルオアシス・バンガローに泊まることになっている。
早速、チェックインして、バンガロー主催のツアーに同乗し、火口へ向かうことにした。
ジャングルオアシス・バンガロー。
メインのロッジ。
宿泊はテント。意外に快適。
バヌアツ版モアイ?
宿の近くにいた少年。
宿のスタッフ。
宿のオーナー夫人。
タンナ島もまた人々はとてもフレンドリー。
みんな、画になる素敵な人たち。
道端のみかん売り。
ヤスール火山は世界で最も火口に近づける活火山で有名である。
たまに、大噴火をしてけが人が出ることもあるらしいが、ここはバヌアツなので管理も適当でかなり近くまで近寄ることができる。
日本なら確実に、立ち入り禁止区域のような気もするが、すべて自己責任らしい。
夕暮れ時が、一番美しいとのことだが、確かにとても美しい。
定期的に、大き目の噴火もあり、迫力満点だ。
飽きることなく、見続けてしまった。
火山灰が降り積もった大地。
ヤスール火山。
火口間近。
火口へ行くには、急坂を登らねばならない。
夕日が赤く染まる。
夕暮れ時から、炎の色がより一層鮮やかになる。
勢い良く溶岩が飛び出す。
激しい噴火が頻発する。
数分に1回は大爆発が起こる。
この日一番色鮮やかだった噴火。
火口には、個人で行くことも可能らしいが、日が沈むと真っ暗で、何も見えなくなるので、やはり送迎が必要だろう。
夕飯は、バンガローで食べるしか選択肢はないのだが、日本円で1500円ほどのビュッフェと言うことで、だいぶ期待していたのだが、ヤムイモ、タロイモ、キャッサバなど、とにかくイモ盛り合わせで、少しがっかり。
デザートも、焼きバナナと、全てそっくりな味で…。
考えてみれば、彼ら自身、焼きバナナが主食とのことで、そんなものなんだろうけれど。
翌日は、バンガロー周辺を散策しつつ、バンガロー主催のトラディショナル・ビレッジツアーに参加してみることにした。
このバンガロー主催のツアーでは、他のカスタム・ビレッジのように、ただ訪れて、踊りを見てというのではなく、実際にジャングルを歩いている中で、いくつかを体験することができる。
とてもおすすめだ。
内容を書いてしまうと、実際に行ってみたときの驚きが半減してしまうと思うので、細かくは記載しないが、ぜひチャンスがあれば、参加してみて欲しい。(写真を見ると、内容がわかってしまうので注意!)
バンガロー周辺は高い椰子の木が多い。
この中に誰か潜んでいる。
ここにも1人。
人が急降下してきた。
木の陰からも人が現れる。
至るところから人が集まってきた。
なにも聞かされておらず、かなり驚いた。
数十年前まで人食い人種だったというから、当時の恐怖は計り知れない。
それにしても画になる民族だ。
大迫力の演出だった。
子どもを連れ去る。
連れ去られる前の子どもは唖然。
フォトジェニックな子。
かつてはこのように寝ていたのだとか。
多くの生活の様子を再現してくれる。
火起こし中。
いとも簡単に火を起こしてしまった。
当時の食べ物も再現してくれた。
お客そっちのけで食べる子。
伝統楽器。
最後は歓迎の歌。
コメント