翌日、1日遅れでエンジェルフォールへのツアーに参加した。
朝、8時半頃シウダーボリバルの空港を発ち、およそ1時間半でカナイマに到着した。
シウダーボリバル空港。
シウダーボリバル空港その2。
パイロット含め6人乗りのセスナ。
オリノコデルタ?
しばらくすると、地面から切り立った崖が現れた。
ギアナ高地らしい風景。
さすがとしか言いようがない。
カナイマ空港。
ツアーは結局どの会社で申し込んでも、現地では一緒になるようだ。
初日に、エンジェルフォールの麓にあるキャンプまで移動することになった。
テプイが見える。
ウカイマの滝。
カナイマから、エンジェルフォールへはなんとボートで4時間もかかる。
途中急流の場所は、40分ほど歩き、その間にボートだけ先回りして待っていてくれることに。
ちょうど歩いているとき、大雨が降ってきた。
どうにか滝に着く頃には、雲がはれているようにと願いつつ、歩き続ける。
エンジェルフォールは落差が980メートルもある滝なので、曇っていると滝の頂上が見えないらしいのだ。
特に、雨季である今は、見えないこともしばしばあるらしい。
このボートで4時間は意外にきつい。
想像通りのギアナ高地の光景。
まさにテーブルマウンテン。
歩きの様子。
エンジェルフォールはまだまだ先。
再びボートに乗り込む頃には、快晴になりはじめた。
ボートでさらに3時間。
次々現れるギアナ高地に、参加者のテンションはだいぶあがっている。
このボートの途中の風景は、すさまじく美しく、予想していたテーブルマウンテンの光景を見れたため、わざわざ5泊6日のロライマ山トレッキングに参加する必要があるか悩み始めてしまった。
さすがに皆に疲れが見えはじめ、無言になりつつあった頃に、ようやくエンジェルフォールが見えてきた。
まさに絶景。
エンジェルフォールへの道。
エンジェルフォールへの道その2。
エンジェルフォールへの道その3。
エンジェルフォールへの道その4。
エンジェルフォールへの道その5。
エンジェルフォールへの道その6。
エンジェルフォールへの道その7。
エンジェルフォールへの道その8。
エンジェルフォールへの道その9。
エンジェルフォールへの道その10。
エンジェルフォールへの道その11。
エンジェルフォールへの道その12。
エンジェルフォールへの道その13。
エンジェルフォールへの道その14。
エンジェルフォールへの道その15。
エンジェルフォールへの道その16。
エンジェルフォールへの道その17。
エンジェルフォールへの道その18。
エンジェルフォールへの道その19。
エンジェルフォールへの道その20。
エンジェルフォールへの道その21。
エンジェルフォールだが、さすがの迫力である。
予定では、そのままエンジェルフォールのビューポイントへ行くとのことだったが、その日の予定はここで終え、キャンプで宿泊することに。
キャンプといっても、ただハンモックがあり、そこに寝るだけだ。
他の人との仕切りもなければ、蚊帳すらないのには驚いた。
ボートからエンジェルフォールが見えてきた。
ボートからのエンジェルフォール。
さすがの大迫力。
落差978メートルだとか。
宿から見たエンジェルフォール。
ジャングルっぽい写真。
雲のないエンジェルフォールだが…。
わずか1分足らずで雲が現れる。
すぐに大きくなり、最後には覆いつくしてしまった。
周辺のテプイ。
ここにハンモックを吊って、就寝。
翌日、早朝からエンジェルフォールのビューポイントへ向かった。
キャンプ前には霧が立ち込めており、滝の存在すら見えなかったが、およそ1時間の登りの後、ビューポイントに着く頃には霧がだいぶはれてきた。
青空の下のエンジェルフォールはさすがの美しさだった。
エンジェルフォールと虹。
霧がはれたり、また現れたりの繰り返し。
エンジェルフォール全景。
しばし、景色を堪能した後に、エンジェルフォールの滝つぼにある水浴び場へ向かった。
皆、思い思いに水遊びを楽しんでいる。
水に入ったり、写真を撮ったりしつつ、時間になり戻ろうとしてカメラを持ったところ、なぜか電源が入らない。
ただ、落としてもいないし、水に濡らしてもいない。
滝つぼ近くで、多少水蒸気が多いといっても、コンパクトデジカメを使っているほかの人は普通に使っており、謎である。
まだ、購入からわずか1ヶ月しか経っておらず、不運としか言いようがない。
日本にいれば、保証書付で修理できるかもしれないが、ここはベネズエラである。
滝壺とエンジェルフォール。
水の色が独特。
コカコーラと呼ばれていた。
あまりのショックに、テンションが激下がりである。
普段はサブ機も持って歩いているのだが、カナイマは飛行機の荷物制限が厳しいため、またわずか2泊3日のツアーだったため、サブ機を持ってきていなかった。
ビューポイントから降りてきて、朝食の後、昨日4時間ほどかけて遡った川を下った。
下りは、かなり飛ばすので、日本のラフティング顔負けの激しさである。
途中、2度ほどひっくり返りそうになったが、無事でよかった。
日本だったら、確実に安全基準をクリアできていないだろうツアーである。
この後、ツアーでは滝の裏側に行けるエルサポの滝やカナイマ湖などを見に行ったものの、写真を撮れないのではあまり見る気すら起きず。
せっかく来ているのだから、テンションを上げようと努力したのだが、結果は芳しくなく。
まあ、不幸中の幸いなのは、エンジェルフォールまでの写真は撮れていることだ。
他のは、おまけなので仕方ないと考えよう・・・。
さて、エルサポの滝などを見ているときに、突如大雨が降ってきた。
カメラも壊れていたため、手ぶらで、Tシャツ&水着で参加していたのだが、あまりの大雨に驚いた。
およそ1時間強、シャワーを浴びているかのような水が降りっぱなしである。
当然、全身ずぶぬれで、先ほどまで散策路だった道がすべて小川のようになってしまった。
これで2日目までのプログラムは終了である。
3日目は、午後発の飛行機まですべて自由時間らしい。
多くの情報ノートに書いてあったが、だいぶ無駄な時間が多いツアーで、2日間で十分に終えられる内容だったように感じた。
また、ガイドの質の悪さにも驚いた。
ペルーのアマゾンツアーなどかなり対応も良かったので、そのくらいの質かと思っていたが、集合時間を決めても、参加者は集まっていてもガイドは平気で30分以上遅れてくるなどざらであった。
そして、参加者のほとんどが英語を話しているのに、スペイン語しか話せず、さらに態度も高圧的ときているから、何とも言い難かった。
ガイドによっては、とてもフレンドリーな場合もあるらしいが、正直外れガイドだったように思う。
カメラの故障でだいぶ気持ちが沈んでいたが、ブラジルの大都市で購入することを決心し、気持ちを取り直した。
それにしても、カメラの重要性を再認識した。
カメラがないと、どんな名所でもどうでもよくなってしまうのだ。
旅がしたいのではなく、ただ写真が撮りたいだけらしい。