オイアポケからマカパへのバスは、およそ10時間、道が悪いと12時間かかると聞いていたのだが、わずか8時間で到着してしまった。
深夜2時のバスターミナル・・・なかなか不安である。
もし、5時とかに到着であれば、1~2時間待って、町中に出るのだが、待つにしても少し時間がある。
だいぶ古いロンリープラネットに、地図こそないが、ホテル情報が載っているのだが、昨日のカイエンヌ同様に潰れているかもしれないし、そもそも夜中にもチェックインできるかもわからない。
まあ、バスターミナルの明るい場所で座って待つしかないかなと思っていると、エドゥマが、自分の向かうホテルに一緒に行かないかと言ってくる。
値段を聞くと、想定していたよりも高いが、おそらくそれがブラジルの一般的な物価なのだろう。
バックパッカーが泊まるのは、暑い町でも、エアコンなしの宿など、一般のブラジル人でも泊まらない宿らしい。
ガイドブックにも載っていない町で、夜中にバスターミナルにいるのも嫌だったので、一緒に移動することにした。
どうやら、エドゥマの知り合いの宿らしく、お願いしたところ、3時チェックインのところを、6時にチェックインしたことにして、翌日無料で泊めてくれるという。
それならば、エアコン、冷蔵庫完備で、だいぶ清潔な宿にしては格安である。
翌朝から、ベレン行きのチケットをマカパで買えないかの情報集めをすることにした。
ガイドブックが古いだけに、かつ地図すらないだけに、四苦八苦。
マカパから1時間ほど離れたサンターナという町から、フェリーが出ることはわかっているのだが、チケットをできればマカパで購入してしまいたかった。
そして、そこでサンターナの地図でももらえればと思っていたが・・・。
いろいろ調べているうちに、マカパでも旅行代理店に行けばチケットを購入できることはわかったものの、一般的なハンモックしか販売しておらず、個室は良くわからないとのことだ。
さらに、ディスカウントが一切効かない。
仕方ないので、明日の下見も兼ね、25キロ離れたサンターナに行ってみることにした。
タクシーだと50~70レアル(3000円くらい)かかるのだが、バスだと2レアルで行くことができる。
結果的には、直接行ってしまって大正解。
値段だが、ハンモックは130レアル、450レアルが定価らしい。
ハンモックは120レアルまでしか値下げできないとのことだ。
この路線は、大人気らしく、船会社も相当強気らしい。
一方、個室は1人なら225レアルまで値下げするとのことだ。
さらに粘ったところ200レアルまで下げてくれることになった。
ハンモックと個室で80レアルの差なので、個室にすることにした。
もし、ハンモック利用の場合、ハンモックを購入する必要があり、今後持ち運びたくはないので、使い捨てになってしまう。
ハンモックの値段は、20~80レアルくらいなのだが、20レアルのものは子供用なのか、乗ると破けそうなくらいしょぼく結局、他に必要なロープ含め、40レアルくらいはかかりそうだった。
差額が少ないので、個室の乗船券を購入した。
サンターナの港。
多くのフェリーが停泊中。
どれも似たようなかたちだ。
サンターナー港は、予想以上に船が多い。
多くの船チケット代理店がある。
フェリーターミナル入り口。
サンターナの町並み。
サンターナの町並みその2。
市場。
市場その2。
市場の前で、バスを降りると、港に近い。
その後、マカパに戻って、少しだけ観光をした。
観光といっても、見どころなんてほとんどなく、そもそも地図すらないため、ちょっと歩いたくらい。
マカパ・サンホセ城というのがあり、それが唯一の見どころだっただろうか。
マカパ・サンホセ城。
マカパ・サンホセ城その2。
マカパ・サンホセ城その3。
マカパ・サンホセ城その4。
マカパ・サンホセ城その5。
城からの眺め。
城からの眺めその2。
川沿いにレストランがあり、ビールを飲みつつ、夕日を眺めるも、食べ物は驚くほど値段が高く、場所を変えることにした。
川沿いのレストラン。料理の値段の高さにびっくり。
アマゾン川。
それにしても、マカパには外国人なんてまったくいないようだ。
日本人はともかく、欧米人もまったくいない。
それゆえか、外国人狙いの悪い人も少ないのか、とても安全そうな町だ。
この町を歩いていると、日本人をとても好意的に思っている様子が伝わってくる。
バス待ちをしているだけで、
「一緒に写真を撮って欲しい」
と言われたり、
バスに乗っていたら、なぜかイヤホンを方耳だけ貸してくれたり、
歩いていると、日本人最高みたいなことを言われたり、
日系人が多いわけではなさそうだったが、なぜなのだろうか。