ブラジル:親切か裏があるのかの葛藤のオイアポケ

カイエンヌから、スリナム側ブラジルとの国境のサンジョルジュ行きの乗り合いタクシーへ向かった。
この乗り合いタクシーだが、発展途上国ではよくあるシステムだが、とても非効率。
今回も9時半から待ち、結局タクシーに人が集まったのは12時。
その間、観光もできず、ただ待つだけである。

この乗り合いタクシーで一緒になったアレッサンドラというブラジル女性だが、とても親切にしてくれた。
今日中に、マカパへ行くと伝えると、
「自分も一緒だから、連れて行く」
というようなことを言っている。

乗り合いタクシーは、一端ブラジルへ渡るボート乗り場に着き、ブラジル人はイミグレに行く必要がないらしいので、そのままボートに乗り込む。
その後、日本人の自分だけイミグレへ行き、スタンプをもらい、再びボート乗り場に行くという手はずになっていた。

しかし、彼女はわざわざボート乗り場で、雨の中、待っていてくれたのである。
普通、これはなかなかないことなので、少し感激。

ボートで国境を越えて、ブラジル川の国境のオイアポケへ到着した。

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オイアポケの船着場。

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この辺は国境といえど、だいぶ寂れている。

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治安は良さそうで、のどかな雰囲気。

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船着場入り口。

今回またもブラジル人はイミグレへ行く必要がないらしいが、彼女はまたもついてきてくれた。
ただ、これに関しては、勝手にタクシーを呼んでしまい、一緒に乗り込んできて、少し迷惑。
結局往復で30レアル、日本円にして1500円もとられたのだけれど、明らかに高い。
正直、場所がわからない行きはともかく、帰りは十分に歩いていける程度の距離だった。
ただ、彼女が乗り込んできて、その程度の値段だなどというものだから、親切で言ってくれているのもあるだろうし、払う羽目になった。

さて、このイミグレだが、今までブラジルは2回入国してきて、今回3回目だが、入国用の紙の記載が必要ないという。
出国時にもめるのが嫌で、
「今まで2回とも紙をもらったから欲しい」
と伝えるも、
「そんなものは必要ない。そういう制度はなくなった」
と言うばかりである。
仕方なく、諦めることにした。
なんだか出国でもめそうだが、もらえなかったのだから仕方ない。

再びボート乗り場周辺に戻ってきた。
オイアポケはとても小さな町で、この辺りが町の中心になっている。
国境の町にしては珍しく、治安もとても良さそうで、人も良い雰囲気だった。

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ブラジルの碑。

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町の中心部。

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船着場の目の前にあるホテル・カヤマ。

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ホテル・カヤマの1階のバス会社でチケットを購入できる。

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町の様子。

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町の様子その2。

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町の様子その3。

タクシーで慌ててイミグレに行ったわけで、バスチケットを買うために急いでいるのかと思ったのだが、彼女はまったく急いでいる気配がない。
そもそも、オイアポケ出身ではないはずだが、いろいろ知り合いが多そうだ。
携帯電話を買ったりといろいろしている。

また、いろいろな人に、
「彼は日本人で、ポルトガル語をまったく話せないから、マカパに連れて行ってあげる」
というようなことを伝えているようだ。

自分は買い物をしたりして急いでいるわけでもなさそうだが、こちらが写真を撮っていると、
「バスターミナルへ行くから、この辺にいなさい」
みたいなことを行ってくるのだが、一向にバスターミナルに行く気配もない。

1人なら、町も見れるし、また本音を言えば無駄な出費も控えられるわけで、少しうんざりしてきた。

しばらくすると、乗り合いタクシーで一緒だった他の女性のエドゥマが、
「このバス会社なら、バスターミナルまでタクシーで行かなくていいし、そもそも安い」
と教えにきてくれた。

アレッサンドラにも伝えるも、なんとわざわざ情報を書いてきてくれた紙を破り捨てたのである。

この時点で、不信感が一気に高まってきた。
なんか、裏があるのではないかなと。

とりあえず、アレッサンドラは
「自分と一緒にいろ」
と言い張っているが、教えてもらったバス会社に行ってみた。
値段も、もう1社より安く(まあ、バスのグレードが低いらしいが)、いい感じだ。

そこで、申し込もうとしていると、またアレッサンドラがやってきた。
「もう1社はシートがもっといいやつだ。
それなら、自分があなたの分も買ってあげるから、一緒に行こう」
とのことだ。

ますます、不信感が高まり、安いバス会社のを自分で購入してしまった。

その後も、アレッサンドラは、
「そのチケットは、使わなくても、自分が新しいのを買ってあげる」
と言っていたようだが、明らかにおかしい。

「このバス会社で行く。
いろいろありがとう」
と伝えると、彼女は、マカパでの自分の滞在先と電話番号を書いて、去っていった。

やはり何か裏があるのだろうか?

とは言え、わざわざ雨の中ボート乗り場で待っていてくれたし、イミグレまでも必要がないのに来てくれたし、そもそもたまたま乗り合いタクシーで一緒になったわけで、詐欺を働ける状況でもないような気もした。

であるとすれば、完全に恩を仇で返してしまったようで、とても申し訳ない気もする。
ただ、もし一緒に行っていたら、
・彼女がバス会社とグルで、荷物を盗もうとしていた
・睡眠薬強盗
などいろいろ可能性もあるわけで・・・。

どちらか、今となってみればわからないが、もしかしたら日本人の印象をとても悪くしてしまったかもしれない。

その後、安いバス会社を教えてくれたエドゥマもとても親切で、バスが夕食休憩に入ると教えてくれたり、適度な距離感で快適だった。

バスは、確かに今まで乗ったブラジルのバスでは一番しょぼかったが、空いていたため、まったく問題なく、快適に乗ることができた。

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オイアポケのバスターミナル。

さて、今回、アレッサンドラから突然電話番号を渡されたのだが、ブラジルではそういうことがかなり多い。
もう既に4回目である。
安食堂で飯を食べていたら、突然、手紙を渡されるなど。
ポルトガル語がわからず、謎なのだが、一体何だろうか。
新手の詐欺?

あ、そういえばブラジルでは湿布を発見することができた。
久光製薬の湿布が、だいぶ値段高いながらも売っていた。
ヨーロッパ人にも販売すればいいのに・・・。