ブラジル:サルバドール ~カンドンブレー~

当初行く予定はなかったのだが、たまたまサルバドール近郊の大きなテヘイロ(カンドンブレーの教会)でカンドンブレーが行われるとのことで訪れてみることにした。

カンドンブレーとは、ポルトガル植民地時代に、アフリカから連れてこられた奴隷たちの、カトリックへの強制改宗に伴い、独特の発展をとげた宗教らしい。

カンドンブレーは、厳しく写真撮影が禁止されており、儀式中はもちろん、テヘイロの外観すら撮ってはいけないのだとか。
理由は、ネットなどに公開されて、誤解を受けることなどを防ぐためとガイドは説明していたが、情報社会の今、さらに観光客を受け入れて、ある種ショーのようになっている今、あまり意味がないようにも感じたけど。

肝心の儀式だが、確かに独特の雰囲気はあるものの、個人的には拍子抜けしてしまった。
開始から15分程度、リズムを刻みつつ歩いていると、続々トランス状態になるものが出てきて、奇声を上げたり、倒れこんだりする。
ただ、わずか15分でトランス状態になるわけもなく・・・。
写真も撮れない儀式ということで、かなり厳かに行われるかと思いきや、そうでもないし。

なんだか、バリ島のケチャを思い出してしまった。
あの時もトランス状態のフリをした演者が火の上を熱そうに歩いていて、かわいそうだったなあ。

カンドンブレーは、なにかすごい動きをするわけでも、教会のミサのようなすごい歌を聴けるわけでもなく、長時間でだいぶ飽きてしまった。
勝手に黒人特有のリズミカルなダンスや、伸びのある歌声などが入り混じった儀式かと思っていただけに、ちょっと残念。

途中で食事休憩があるのだけれど、その時には突然トランス状態がとけ、再開後には即トランス状態というのもなー。

まあ、良い経験にはなったかな。