サルバドールから次の目的地のブラジリアへは飛行機で移動してきた。
以前は、1日に朝便と夜便の2便のバスがあったようなのだが、2011年10月現在では、なんと深夜2時発の24時着という最悪のスケジュールでのみ運行されている。
22時間の長距離移動に加え、出発と到着が深夜というのはただの苦痛でしかないため、飛行機で行くことにした。
航空券の値段を調べると、この路線はWebjetとAvianca Airが安いことがわかった。
ただ、どちらもWebでは、ブラジル人IDを入力しないと購入できず、結局町中の代理店で手数料30レアルを払って購入することとなった。
空港のカウンターで直接購入しても、いずれにしろ手数料30レアルが必要で、外国人は無駄に金額が上がってしまうのが大いに不満だ。
なぜに、日本人などと選択したにも関わらず、ブラジル人IDを入力しないと次の画面に進めないのか不思議だ。
他にもチェックしたが、TAM航空はブラジル人IDが必要なく、ネットで購入が可能だった。
当日、朝順調にチェックイン。
ブラジルでは、リオデジャネイロとブラジリアのホテルの値段が異常に高い。
ブラジリアは見どころも少なそうなので、昼頃到着し、午後に観光を済ませ、空港泊をし、翌早朝の便でリオデジャネイロに行く予定だ。
しかし、利用予定の飛行機が遅れている。
午後しか観光の時間がないだけに、冷や冷やしてしまった。
結局、1時間足らずの遅れで到着することが出来た。
ブラジリアは、過去を持たない首都として世界遺産にも登録されており、中央高原の荒野にわずか5年で建設した都市と聞いていたため、かなり小さな町かと思ったのだが、上空から見るとかなりの大都市だ。
首都なので、高層ビルはあるだろうと思っていたが、かなり広範囲に住宅街もあるようで、大勘違いだったようだ。
空港のインフォメーションで情報を得ようとすると、なんと日系人の方が担当で、日本語が通じた。
英語すら通じないと覚悟していたのに、日本語で話せるなんて、これだけでとてもラッキーな気持ちになれる。
ブラジリアの観光ポイントはコンパクトにまとまっている。
バスで、首都としての機能の中心部三権広場へ向かった。
三権広場には、国会議事堂、最高裁判所、大統領府などがある。
どれも奇抜な外観だ。
写真を何枚か撮って、カテドラル・メトロポリターナに向かうことに。
三権広場。
三権広場その2。
三権広場その3。
パンテオン(霊廟)。
大統領碑。
最高裁判所。
目隠し裁判の像。
大統領府。
労働戦士の像と大統領府。
労働戦士の像。
国会議事堂前の椰子の木広場。
国会議事堂。
外務省。
奇抜なビル。
有名な建物らしいが…。
土産にもなっているオブジェ。何を表しているのか?
ブラジリアは、高原にあり、通年過ごしやすいと聞いていたが、今日の気温は35度・・・。
暑い。
アイスやコーラが続々欲しくなってくる。
治安も良さそうな町で、買い食いをしながら観光を続ける。
カテドラル・メトロポリターナだが、残念ながら外観は工事中だった。
ただ、内部も美しく、満足だ。
カテドラル・メトロポリターナ。
カテドラル・メトロポリターナその2。
内部も美しい。
キリスト像。
内部の像。
内部の像その2。
すぐそばにある国立博物館も訪れた。
ちょうどアンゴラ写真展をやっていたのだが、驚異的に上手な写真ばかりだった。
ブラジリア国立博物館。
博物館近くの奇抜なビル。
近距離バスターミナル。
そのまま、テレビ塔へ向かった。
テレビ塔では、高さ75メートルの展望台に上り、周囲を一望できる。
テレビ塔。
テレビ塔その2。
テレビ塔からの眺め。
テレビ塔からの眺めその2。
テレビ塔からの眺めその3。
テレビ塔からの眺めその4。
テレビ塔からの眺めその5。
ブラジリアで驚いたのは、博物館も展望台もすべて無料なことだ。
さすが首都なだけに、心が広い。
テレビ塔近くの露店街で、土産を探すも、どれもいまいちだ。
なんかクオリティーが低いのに、値段が高い。
冷やかしだけで、購入せず。
時間が余ったので、ドン・ボスコ聖堂に行ってみることにした。
青いステンドグラスに照らされた内部はなかなかの美しさだった。
ドン・ボスコ聖堂。外観はなんてことないが。
内部はとても美しい。
暇だったので、デパートをうろつきつつ、空港に戻ることにした。
わずかこれだけの観光のために、高い移動費を払ってなぜにブラジリアにと多くの人に聞かれたが、なぜかブラジリアには行ってみたかった。
結果として、特にすごいものはなかったが、どうしても訪れてみたかったので満足だ。
ブラジリアの空港には18時頃戻ってきた。
翌日の早朝5時まで暇だ。
この旅、初日のペルーのリマ以来の空港泊となる。
27歳にもなって、空港泊はあまりしたくないのだが、5時発の便に間に合うために空港に移動するのも苦痛、かつブラジリアのホテルの物価高もあり、空港泊を選択した。
ブラジリアの空港だが、滑走路が見渡せてとてもきれいなのだが、いかんせんフードコートなどの規模が小さい。
首都とはいえ、観光客も少なく、利用者もさほど多くないためなのだろう。
危険そうな雰囲気はみじんもないので、DVDでも見ながら時間を潰すことにする。
それにしても、ブラジリアで空港泊している人の少なさにはびっくりだ。
リマなんて何十人もいたし、メルボルンとかもちらほらいたけれど、そもそも人がいない。
やっぱ、バックパッカーが少ないからだろうか。
でも、快適。
どこのイスも使い放題だ。
ブラジリア国際空港。
首都だけど、空港はこじんまりしている。
滑走路の見晴らしは抜群だった。