サンパウロでは、質の高い日本食が食べられるということで、普段のケチケチした生活を一切やめ、日本食を食べ歩いた。
滞在日数に比べ、食事の回数が異常に多くなってしまった。
せっかくだいぶ痩せてきたのに、サンパウロで一気にリバウンド・・・。
以下、独断と偏見での評価。
【ラーメン和】
サンパウロで1番最初に訪れたのが、ラーメン和。
ネットでも、
「日本以上においしいラーメンが食べられる」
と絶賛している記事も多く、期待して訪れた。
値段はとても高いが、確かにとてもおいしい。
日本でも確実に通用する味だ。
およそ2ヶ月ぶりのラーメンに大感動してしまった。
値段は、醤油ラーメンと塩ラーメンが20レアル(1000円くらい)。
味噌ラーメンが23レアル(1150円くらい)とちょっと高くなる。
さらに、トッピングをすると、さらにいくらか値段が上がるので、結局1500円弱が予算の目安になる。
正直、日本と比べても高いが、麺の量も日本に比べてだいぶ多く、満足感はある。
結局、醤油、味噌、塩と全てのラーメンを食べに行ってしまった。
おすすめのトッピングは野菜で、野菜も大量に入ってくるのでおいしかった。
ちなみに、値段の関係もあってか、客は日本人か日系人ばかり。
3度とも、並ばずに入ることができた。
ラーメン和。
醤油ラーメン。
味噌野菜ラーメン。
塩野菜ラーメン。
【ラーメンあすか】
地球の歩き方にも載っているラーメン屋。
ラーメン和ができるまでは、ブラジルで唯一のラーメン専門店だったらしい。
値段は手ごろで、12レアル(600円)くらいだった。
ここは、ブラジル人にも大人気らしく、常に行列ができている。
しかし、味は、スーパーの屋上のフードコートにも遠く及ばないレベル。
麺もゆですぎで、やわらかいし、スープもコクがない。
和に訪れた後だったので、がっかりしてしまった。
結局、初回にとんこつラーメンを食べて以来、足が向かず、他の味は確認できなかった。
ラーメンあすか。
とんこつラーメン。
【カツ膳】
とんかつを食べたく、名前にもカツとついているくらいだからと、カツ膳を訪れた。
とんかつ定食も、ミックスフライ定食も同じ値段で、26レアルくらいだったため、ミックスフライ定食を注文した。
ボリューム満点で、ヒレカツにエビフライ、コロッケがついていて、食べきるのが大変だった。
味は、学食程度のレベルだろうか。
カツが予想より薄く、ジューシーさが感じられなかった。
ボリュームはあるので、学生街にあったら、人気が出そうな感じだが、日本の一般の店には及ばないという印象だ。
特に、ご飯の炊き方がうまくないようで、せっかくの日本米がべちゃべちゃだった。
でも、スタッフの感じが良い点と、お茶が無料な点などは大きくポイントアップ。
かつ膳。
ミックスフライ定食。
【すき家】
地下鉄サン・ジョアキン駅前にすき家が開店したらしく、訪れてみた。
フィリピンで吉野家を訪れた時は、牛丼が日本とほぼ同じ味で感激したが、ブラジル風の味付けなのかとてもしょっぱい。
ただ、紅しょうがも置いてあるし、値段も8レアルと手ごろで、量は日本より多いようだった。
さらに、日本風カレーもあったので、食べてみた。
なんか少しだけパンチが足りない気もしたけれど、なかなかおいしかった。
値段も9レアルで、ブラジルの物価からしてみれば、だいぶ頑張っていると感じた。
すき家。
牛丼。
日本風カレー。
【千代】
寿司カウンターや生簀があるレストランということで、外にメニューがあるわけでもないので、ちょっと躊躇したが、思い切って入ってみた。
値段は確かにちょっと高いが、味が抜群においしい。
ご飯の炊き方も抜群、味噌汁もおいしかった。
刺身定食と言う、定食類の中でも少し高めのものを選んだため、ビールなど混みで50レアルちょっとだった。
ただ、酢の物や豆腐、漬物に、茹で茄子と小鉢類も豊富だったので、大満足だった。
千代。
刺身定食。
【ブエノ】
もと日系2世の関取が経営する居酒屋で、ちゃんこが食べられるということで訪れた。
ちゃんこ1人前が25レアルくらいだった。
塩、味噌、キムチ味があり、おすすめは味噌ということで、味噌ちゃんこを食べることにした。
味は悪くないが、ボリューム感がない。
豚肉も細切れが3枚入っているだけだし、これだけ?という感じ。
小鉢類なども魅力的な内容だったが、小鉢一皿10レアルで、三皿セットで28レアルというのは高すぎる。
味はおいしいが、値段の割に満足感がなく、コストパフォーマンスが悪いと感じた。
ブエノ。
雰囲気は良い感じ。
味噌ちゃんこ鍋。
【ニュー美松】
カツ丼の割引キャンペーン中だったので、立ち寄ってみた。
まったく期待していなかったが、甘めのたれが絶妙でおいしかった。
おそらくカツ単品だといまいちなのだろうが、カツ丼になるとごまかせるのだろう。
値段も16レアルと、安くもないけれど、高すぎもしなかったため、満足。
ニュー美松。
かつ丼。