サンパウロでは、いくつか訪れようと決めていた場所があった。
まず一つ目は、移民博物館だ。
ここは、各国からやってきた移民が一時収容されていた施設らしい。
日本からの移民も、サントスから列車で連れてこられ、一時滞在していたのだとか。
現在は博物館として展示されているとのことで、期待して訪れたのだが、なんと工事中で立ち入り禁止だった。
残念すぎる…。
しかし、移民博物館は、メトロのブリュッセル駅から歩けるのだが、今は博物館が工事中のためか、なんと路上生活者の多いことか。
とてもカメラを出せる雰囲気ではなく、警備員がいた入り口の写真だけを撮り、周囲は歩かずに早々に立ち去ることにした。
移民博物館。
移民博物館その2。
移民奨励ポスター。
二つ目は、サンパウロ美術館である。
ここには、ラファエロにモネ、ピカソにゴッホなどそうそうたる画家の絵が展示されているとのことで、ロシアのエルミタージュ美術館の時のように楽しめるかと期待していた。
なんと火曜は無料で入場できるとのことで、火曜に訪れたのだが、無料で良かったなという印象だ。
展示数も少ないし、わざわざお金を払っては訪れたくない内容だった。
サンパウロ美術館。
サンパウロ美術館内部。
さらに、セー広場にあるカテドラル・メトロポリターナにも訪れてみたいと思っていた。
このカテドラルはかなり見ごたえのあるものだった。
内部撮影禁止の掲示があるにも関わらず、ブラジル人も写真撮りまくりなので、どさくさに紛れて撮影した。
アメリカ映画でたまに見かけるような、箱の中に入った神父に懺悔する信者がいたりと、キリスト教の世界を堪能できた。
しかし、このセー広場は、サンパウロの中心といっても過言ではないのだが、路上生活者が多すぎる。
警察の警備もあるため、危険さこそ感じないが、雰囲気はひどかった。
カテドラル・メトロポリターナ。
カテドラル・メトロポリターナと銅像。
セー広場。
正面から見たカテドラル・メトロポリターナ。
ちょうどミサの開始時間だった。
宗教行事はとても画になる。
撮影禁止のはずなのだけれど、皆撮影中。
ミサの様子。
ミサの様子その2。
ステンドグラスもなかなかの美しさ。
修道士たちも祈る。
懺悔の箱。本当にあるとは思わなかった。
箱はこんな感じになっている。
箱に入らず、相談する人も。
教会内の様子。
ホームレス多すぎ。(写真右側など)
裁判所。
そのまま、サンベント聖堂などを見つつ、中央郵便局などがある中心地を歩いたのだが、たまたま日曜日ということもあったとは思うが、とにかく中心部に路上生活者が多い。
いかにも治安が悪そうな雰囲気もあり、観光客が訪れる場所では、リオよりもサンパウロの方が治安が悪そうな感じがあった。
中央郵便局。
中心部にあるビルがこんなに落書きされている時点で、治安の悪さがわかる。
サンベント聖堂。
サンパウロ発祥の広場。
パドレ・アンシエタ博物館。
サンパウロ発祥の地の碑。
日曜だったので、そのままヘプブリカ広場のノミの市にも訪れてみた。
リベルタージの東洋市に比べるとあまり賑わっていなかったが、食べ物屋台だけは魅力的だった。
なんと、ケーキの屋台が出ていたり。
3つ好きなのを選んで、4レアル(200円弱)とは格安だ。
ヘプブリカ広場のノミの市。
東洋市に比べるとだいぶ人が少ない。
絵画なども販売されている。
食べ物屋台は大賑わい。
スイーツ屋台が素晴らしい。
どれもおいしそう。
ヘプブリカ広場前の高層ビル。
観光案内所で、市営市場はぜひとも訪れるべきと教えられ、訪れてみた。
内部は改装されたばかりらしく、広々としていた。
土産物屋や、名物のモルタデーラを食べることができるレストランも多く、楽しむことができた。
それにしてもモルタデーラは大きかった。
モルタデーラとは、ハムを挟んだサンドイッチのことだが、市営市場では、ハム会社の直営店が、パンにハムを大量に挟んで販売している。
味がするのか疑問だったし、パサパサしないかと思っていたのだが、その点はまったく心配なかった。
ただ、ブラジル全般に言えることだが、とにかくしょっぱい。
日本では、かなり濃い味が好きなタイプだと思うが、ブラジルではそれでも濃すぎると感じることが多かった。
市営市場はなかなか楽しめたが、下町のごちゃごちゃした場所にあるため、訪れるまでにスリなどには注意が必要だとも感じた。
市営市場。
市場の様子。
市場の様子その2。
市場の様子その3。
ツーリストインフォメーションもある。
高そうな酒屋も。
モルタデーラの店も多い。
ハムが大量に挟まったモルタデーラ。
市場の様子その4。
市場の様子その5。
市場の2階には、モルタデーラのレストランもある。
また、平日の10時から15時までのみ、Santander銀行ビルの展望台に行くことができると聞き、訪れてみた。
ここは無料なのだが、展望台にいれる時間は、わずか5分間と設定されており、かなり短い。
無料なので仕方ないが、できればもう少し長い時間、景色を堪能していたかったとも感じた。
Santander銀行ビル。
ビル内のシャンデリア。
展望台には5分しかいれず、順番待ち。
展望台から見ると、サンパウロが大都会なことが改めてわかる。
展望台からの景色。
展望台からの景色その2。
展望台からの景色その4。
展望台からの景色その5。
展望台からの景色その6。
平日のサンパウロ中心部。
平日のサンパウロ中心部その2。
平日のサンパウロ中心部その3。