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1.旅立ちの準備


退職手続き


1) 確定拠出年金
  DCJと呼ばれる確定拠出年金を退職金の一部として扱っている企業が多いが、退職時の手続きに意外に時間がかかる。

  企業型確定拠出年金に加入していた場合、退職時に以下の2通りの選択を迫られることになる。
  @ 個人型確定拠出年金に写し、毎月の掛け金を自分で出しながら運営を続ける方法。
  A 脱退一時金を請求することで、60歳になる前に積立金を受け取る方法。

  おそらく、多くの人が後者を選ぶと思うが、脱退一時金の請求には、以下の条件を満たさなければならない。
  @ 60歳未満。
  A 確定拠出年金個人型の加入者となる資格がない(掛け金を出す権利がない)こと。
    (わかりにくいが、つまり退職後、長期旅行に出て未収入となる場合、掛け金を出す権利がないと言えるらしい。)
  B 障害給付金の受給者でないこと。
  C 通算拠出期間が、1ヶ月以上3年以下、または脱退一時金請求日の全月末の積立金が50万円以下であること。
  D 加入者の資格喪失日から2年経過していないこと。

  脱退一時金を請求する際、役所の証明書を提出する必要があるのだが、コールセンターでは、住民票の除票の送付を依頼される。

  ただ、住民票の除票は出国後(役所に提出した出国予定日以降)、はじめて用意できるもので事前には取得できないため、以下の書類で代用も可能とのことだ。
  @ 住民票
  A 転出届書記載事項証明書
  
  退職後すぐに出国する人は少ないらしく、コールセンターのオペレーターも調べながらの対応なので、かなり時間を要した。

  なお、退職後6ヶ月以内に手続きを完了しないと、いかなる理由があろうとも、
  @ 60歳まで積立金を受け取れない。
  A 事務手数料4200円と、毎月の管理手数料50円を継続的に支払わなければならない。
  という驚愕のペナルティがあるため、早期対応が必要だ。

公的手続き

1) 所得税納税

  所得税は、前年度の所得に応じて、国から課税される国税だ。

  通常、会社に毎月徴収されているため、自分で手続きをする必要はないが、退職した場合には自分で手続きをする必要がある。

  所得税の納付には、以下の2通りがある。
  @本年度の収入が確定している場合
    長期海外滞在を証明できる書類があれば、出国前に納付可能。

  A本年度の収入が確定していない場合
    これは主に、株の配当や不動産収入などの可能性がある場合を指し、税理士や家族などの代理人を指定し、翌年納付してもらうことになる。
    代理人の申請は、紙1枚ですぐできる。


2) 個人住民税納税

  住民税は、前年度の所得に応じて、自治体から課税される地方税だ。
  その年の1月1日に住民票を置いてある市町村に収める必要がある。

  つまり、海外長期滞在を予定していて、1月1日に住民票が日本になければ、住民税は納める必要がなくなる。
  このため、年末年始に旅立ちを計画している場合には、住民票を抜くタイミングを注意する必要がある。

  会社を退職した際、通常であれば、前年度分の住民税は継続的に払わなければならないが、以下の2通りが一般的なようだ。
  @退職の際、会社に一括で納付し、支払いを代行してもらう。
  A口座振替で振り込む。


3) 固定資産税

  固定資産(土地、家屋等)を所有している場合、住民税を抜いたとしても納付の必要があり、代理人の申請が必要。


4) 住民票

  海外長期滞在の判断は、おおよそ1年以上滞在するからしい。

  住民票を抜くと、主に、住民税、国民年金、国民健康保険に関して、メリット・デメリットがでてくる。

  @住民税
    [抜いた場合]   1月1日に住民登録がない場合、該当年の支払いは不要。
    [抜かない場合] 翌年も住民税を払う必要がある。

  A国民年金
   [抜いた場合]   国民年金はカラ期間として計算され、支払いは不要。
              ただ、希望すれば任意で払うこともでき、また帰国後さかのぼって(要期限確認)支払うことも可能。
   [抜かない場合] 年金の支払いが必要。
              免除制度もあるが、全額免除になるかは係員しだいらしい。

  B国民健康保険
   [抜いた場合]   保険料の支払いが不要。
   [抜かない場合] 保険料の支払いが必要。。
              ただ、海外滞在中の医療費も保証の対象となる海外療養制度は利用可能。
              海外療養制度は、海外旅行保険とは異なり、全額は対象とならない一方、歯科治療も対象というメリットがある。


5) 免許

  旅行中に免許の期限が切れてしまう場合、出国前に手続きをする方法と、帰国後に失効手続きを行う方法がある。

  @出国前に更新
    通常、更新の案内の葉書きが来てから、運転免許試験場(免許センター)を訪れるが、出国前でも手続きは可能。
    特に予約などは不能で、突然訪れれば良いようだった。
    ただし、出国を証明する書類が必要。
    ちなみに、神奈川運転免許試験場では、パスポートで構わないとのことだった。(パスポートじゃ出国の証明にならない気がするけど…)
    デメリットは、通常の更新をしたときよりも、免許の期限が短くなってしまうこと。

  A帰国後(免許が失効してしまった後)に更新もしくは再取得
    [失効後6ヶ月以内] 帰国後1ヶ月以内に限り、適正試験のみで運転免許を更新することが可能。
                免許の失効は取り消され、ゴールド免許の資格も残り、実質お咎めなし。
    [失効後6ヶ月から3年以内] 帰国後1ヶ月以内に限り、適正試験のみで運転免許を再取得することが可能。
                     新規発行扱いなので、初心者マークからの再スタートとなる。
    [失効後3年以上] 免許取り直し…。
   帰国後、免許失効後に更新もしくは再取得する場合、海外滞在を証明できるパスポートはもちろん、住民票や戸籍抄本まで必要になるようで、手続きが少し煩雑そう。

その他

1) レーシック

  かなり一般的になってきたレーシック。
  メガネなく、旅行をできるメリットは大きい。

  術式や病院次第だが、両目でおおよそ8万円〜25万円で手術できるようだ。
  どの病院も3ヶ月検診を持って通院を終了としており、また人によっては3ヶ月程度視力が安定しない可能性もあるらしく、旅立ちの3ヶ月前までに手術を受けるのが無難。


2) 予防接種

  海外長期旅行をする上で、どの予防接種をするか悩む人も多いのではないだろうか。
  おそらく、一般的には以下の注射を受けるかどうか悩みどころだと思う。
  @A型肝炎
  AB型肝炎
  B破傷風
  C狂犬病
  D黄熱病

  今回は、悩んだ結果、A型肝炎と破傷風、黄熱病のみ受けていくこととした。

  予防接種だが、病院やネットによって書かれていることがまちまちで何を信頼すればいいのかがいまいちわからない。
  たとえば、破傷風では、ある病院では幼児期に3種混合を受けていても、最後の摂取から10年以上経っていれば、再度数回の摂取が必要と記載されている。
  一方、検疫所では、破傷風は以前3種混合を受けた人は、追加1回で良いと記載されているのだ。
  
  一番悩んだのは、狂犬病の予防接種をするかどうかだが、結局受けないことにした。
  というのも、狂犬病は1本13000円くらいとどの病院でも破格に高く、さらに結局噛まれたら現地で追加摂取しなければならないためだ。
  現地で噛まれた際には、海外旅行保険適用になるということだし、今までインドやチベットなど最危険地域に行っていたが、受けていなかったし。
  あとは、なるべく動物に近寄らないよう気をつけねば。
  この予防接種も、効能の持続期間の説明が、病院やネットによってまちまちでわかりずらかった。

  予防接種だが、同じものでも病院によってかなり金額が異なってくる。
  値段を調べたところ、
  東京だと えとう内科クリニック
  神奈川だと 田奈クリニック

  トラベルクリニックと呼ばれる病院のホームページが充実しており、輸入物の予防接種も扱っていて、選択肢は広そうだったが、値段も概して高いようだった。
  有名どころだと、品川イーストクリニック日比谷クリニックあたりだろうか。

3) 海外旅行保険

  2010年10月に、海外旅行保険料が大幅値上げされたらしく、1年間だと最安のジェイアイで、11万円程度らしい。
  2010年10月までは、損保ジャパンやジェイアイ、東京海上が、8万円弱で提供していたということなので、驚きの値上げだ。

  今回、トータルで3年ちょっとの旅行期間を見込んでおり、海外旅行保険代だけで40万近くいってしまいそうである。

  そこで、クレジットカード付帯の海外旅行保険を最大限生かせないか考えた。
  通常、クレジットカード付帯の海外旅行保険は、出発日から90日が最大だ。
  ただ、いくつかのカードに限っては、海外において公共交通機関の支払いをしてから90日という利用付帯を設けている。

  もちろん、保険会社のものに申し込んだほうが、実際の事故の際の手続きなど楽なのだが、値段と照らし合わせ、クレジットカード保険の利用をすることにした。
  今回1年に1回程度帰国を計画しているため、数枚のクレジットカードを持つことで対応できるのではと考えたためだ。
  もし、あまりにも使い勝手が悪ければ、一時帰国時に、別途海外旅行保険に加入すべきかを再検討する予定だ。

  ちなみに、利用付帯で旅行期間途中から保険を開始できるクレジットカードは、以下の通りだ。
  @ JCBカード
    JCB一般カード(JCB ORIGINAL SERIES)
    JCB GOLD EXTAGE
    JCB CARD EXTAGE
  A シティ・カード各種 - 保険日数が60日なので注意。
  B Yahoo! JAPANカードSuica
  C ベルメゾンメンバーズカード
  D 三井住友クラシックカード
  E 住信VISAカード
  F SBIゴールド

  海外において公共交通機関の支払いをして90日間が保険の期間だが、実際JCBカードは海外で利用できないことも多く、実現性があるのかが気がかりだ。

  クレジットカードの申請は、退職後にクレジットカードを申し込んでも審査を通る可能性は低く、計画的に行う必要がある。
  カード会社の横のつながりにより、6ヶ月以内の申請件数と合否判定は、すべてわかるようになっているらしく、複数を申し込むと審査に落ちる可能性が増えるらしい。

  なお、海外旅行保険については、海外旅行保険比較節約研究所がとても詳しいので、是非訪れてみて欲しい。