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ホンジュラス:まさに地獄絵図のテグシガルパ

ホンジュラスの首都テグシガルパにやって来た。

地球の歩き方にこそ、治安はそこそこ良いという記載がされているが、実際には近年凄まじく治安が悪化しているという噂を聞いていた。

ニカラグアのマナグアと並び、世界一周中の旅行者が中米を省く原因の一つとなっている町である。

昼間は、歩いていても問題ないという話を聞いていたため、なるべく明るい時間につくべく、TICAバスの朝5時出発の便を利用することにした。
TICAバスは値段は高いのだが、国境の手続きも行ってくれ、楽だ。
予定では、12~13時に着くことになっていた。

これであれば、到着後ゆっくりと宿探しをし、市内も少し散策できるかなと思っていた。

TICAバスに5時に乗るということは、国際バスのため4時過ぎにはターミナルに居らねばならず、マナグアで深夜に移動するのは自殺行為のため、TICAバスのターミナル併設のホテルに宿泊した。

設備の割に値段も高く、治安の悪さに便乗した儲け作戦としか思えないが、仕方がない。

TICAバスは予定通り出発し、順調に進んでいた。
12時頃になり、あと1時間程度で着くかなと思っていたところでアクシデントが発生した。

なんと、バスが壊れたのである。
直せるということで、直し始めたのだが、いつまで経っても終わらない。

初めから時間がかかることがわかっていれば、通りかかるバスをつかまえて、自分だけ移動してしまうことも可能だったが、いつ直るかもわからず、結局3時間あまりを費やしてしまった。

時間的にも大渋滞にはまり、結局17時過ぎにテグシガルパに到着した。

2012Honduras001

国境。日本の援助で作られたらしい。

2012Honduras002

利用したTICAバス。

2012Honduras003

国境にはトラックがずらりと並ぶ。

2012Honduras004

TICAバス故障…。

 慌てて、翌日早朝のコパンルイナス行きのバスチケットを買うべく、Hedman Alasターミナルへタクシーで移動した。

その後、近くに安宿がないか尋ねるも、自分の提携ホテルを勧めてくるばかりで、しかも遠い。

仕方なく、歩いて宿探しをすることにした。
と言っても、バスターミナルが点在しているエリアは、コマヤグエラ地区といい、テグシガルパでも治安が悪い地区の一つである。

周囲に注意しつつ、歩くと、ホテルを発見した。
入ってみると、受付がない。
おかしいなと思っていると、おじさんといかにも娼婦風の若い女が現れた。
どうやら連れ込み宿らしい。
良く見てみると、壁に穴があり、奥に受付のおばちゃんらしき人がいる。

周囲をぶらつきたくなく、この宿でもいいかと思ったのだが、値段が高い。

仕方なく、再度外へ出た。
幸い、人は多く、襲われそうな雰囲気はない。

何人かに尋ねながら、ようやく普通のホテルを発見することができた。
一安心だ。

ホンジュラスだが、タクシーにせよ、長距離バスにせよ、ホテルにせよ、全ての値段がガイドブックの2倍くらいになっている。
ボッタくられているのかと、値切っていたのだが、無駄なことがわかった。
ここもインフレが進んでいるようだ。

宿にチェックインをし、周囲の様子も良くなかったため、荷物もパックセーフでがんじがらめにした。

まだ17時45分頃で、かろうじて明るかったため、カテドラルなどを見に行くことにした。
そうでないと、なぜにテグシガルパで降りたのかわからないのだ。

今思えば、これは大失敗だった。

タクシーを利用し、セントロに移動した。
移動中から、ここでは降りたくないなという場所ばかりだ。
活気には溢れているのだが、その活気の中に入った瞬間に、荷物などを奪われそうな雰囲気があるのである。

薄暗いがまだ明るくはあるため、どうにかカテドラルとドローレス教会の写真だけ撮影した。
本来であれば、もう少し町も見てみたかったし、サン・フランシスコ教会なども見てみたかったのだが、だいぶ暗くなってきており、雰囲気が明らかに良くない。

人通りはとても多いのだが、街灯が暗く、道行く人の顔も見えにくい。

これ以上はまずいと思い、宿に戻ることにした。

2012Honduras006

カテドラル。

2012Honduras010

   中央公園とカテドラル。

2012Honduras013

ドローレス教会。

 しかし、町中は凄まじい交通渋滞で、タクシーがなかなかつかまらない。
地元の人でも、長蛇の列で待っているくらいだ。

周囲の雰囲気が驚くほど悪く、荷物が気が気でなかった。
当然、いつもどおりバックパックは前に背負っているが、明らかにアジア系の顔であるし、目立っているのはわかっていた。

そんな時、突然前を歩いていた若者が、現地のおばちゃんのカバンをひったくって、全力疾走で逃げたのである。

中南米では、スリなどの被害は多く見ていたが、現地の人がやられている様子ははじめて見た。
そして、その後の逃げ足の速さにも驚いた。
あれではぜったいに捕まえようがない。

ただでさえ恐怖を感じていたのに、恐怖感が一層増した。
数分でもこの地域にいたら、自分もやられそうである。

こうなったらどうにでもなれと、並んでいる列など無視して、渋滞のため交差点で立ち往生しているタクシーに近づいていった。
これはズルなのだが、往々にして、タクシー運転手は地元民よりも日本人を乗せたがる。
もちろん、ボッタくりやすいからなのだが、もう金額の問題ではない。
値段を確認すると、それなりにリーズナブルだったため即乗り込んだ。

中心街を外れると、今度はほとんど人がいないシャッター通りになる。
ブラジルなどでも、不安を感じる地域は多くあったが、この地域はレベルが違う。
ブラジルのベレンやサンルイスが子どもに見えるほど、凄まじく嫌な雰囲気が漂っている。

人が多くても危険そうだし、人がいなくても嫌な雰囲気のこの町は何なのだろうか…。

もちろん、今回経験したのはあくまでも夕方以降の経験であって、昼間であれば問題ないのかもしれない。

しかし、20時などでなく、18時頃でここまで恐怖を感じる町は初めてだ。
いつも、教会のライトアップの写真を撮りたく、完全に日が沈む18時半頃までは出歩いていることが多い。
この町は、それをするのが、とてつもなく恐ろしいのだ。

宿に無事に辿り着き、心底ホッとした。
中米の治安の悪さは、南米の比ではないなと感じる。

今日は、本当に被害に遭わずとてもラッキーだった。



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